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国産スパークリング&かまぼこ 逸品で味わう夏の涼

村山らむねの贅沢お取り寄せ(2)

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NIKKEI STYLE

今回は国産スパークリングワインと、さっぱりした味わいのかまぼこの、目にも涼やかなマリアージュです。よく冷やしたスパーリングワインが夏に映えることは、誰もがうなずくところ。ハレの日だけでなく、日常的に飲まれるようになってきました。昼すぎから時間をかけて飲むもよし、あっという間に1本空けてもよし。次に飲みたいお酒の邪魔もしないので、休日の最初の一口にもってこいですね。

スパークリングワインと言えば、まずフランスのシャンパーニュ地方で作られたシャンパーニュが思い浮かびます。しかし、最近では日本のワイナリーでも、かなり質の高いスパークリングワインが出ており、愛好者も増え始めているようです。

まずご紹介するのは、日本が誇るワイン産地である山梨県の勝沼(甲州市)のスパークリングワインです。

<グレースワイン>
セレナシャルドネトラディッショナルメソッド 4860円(税込み)
https://www.grace-wine.com/shop/products/detail.php?product_id=105

 グレースワインは、1923年創業の勝沼にある有名ワイナリー。4代目の現社長、三澤茂計氏がブドウにこだわりつつ世界的なワインへ育てようという、強烈な意志を持って取り組んでいます。評論家からの評価も高いスパークリングワインを出しています。

スパークリングワインの発酵の手法は大きく3つあり、大きなタンク内で発酵させるシャルマ、ガスを吹き込む炭酸ガス注入方式、そして最も手間がかかると言われる瓶内2次発酵とありますが、こちらのスパークリングワインは瓶内2次発酵です。

<高畠ワイナリー>
2017 嘉-yoshi- スパークリング ピノ・シャルドネ 750ml 1915円(税込み)
https://takahata-wine.shop-pro.jp/?pid=122843076

 そして高畠ワイナリー。

高畠町は山形県の南東地域にあり、早くから有機農業に取り組んでいる地域として有名です。私も何度か有機農業やブドウの収穫のワークショップに参加したことがあり、なじみ深い土地です。1990年創業のワイナリーも定評があり、気軽に訪れられるスポットにもなっています。高畠町産シャルドネ、同町産ピノ・ブラン、同町産ピノ・ノワールを原料にした、赤みのあるスパークリングワインです。

<都農ワイナリー>
Hyakuzi エクストラ セック 3088円(税込み)
https://tsunowine.shop/?pid=123324612

 そして、宮崎県都農町の都農ワイナリー。宮崎でワイン?と驚くかもしれませんが、海外の有名なワイン本などでも日本のワイン産地として紹介されています。このワイナリーには国内外のワインの産地から視察が来ているとのことです。理由は宮崎は台風が多く、その中でブドウ栽培と品質の良いワインづくりに成功しているということで、注目を集めているそうです。さらに世界的な温暖化でワインへの影響が懸念されている中で、このワイナリーでは台風はあって当たり前、夏は暑くて当たり前、そんな前提でワイナリーを維持・拡張しているそうです。こちらもお邪魔したことがあるのですが、ワイナリーの皆さんはすごくおおらかで泰然としていたのが印象的でした。

さて、ここで国産のスパークリングワインに使われるブドウについて。使われるのは主にシャルドネです。気候を選ぶ品種で、決して育てやすいブドウというわけではないようですね。世界的に白ブドウの栽培面積を見ると、スペインを中心にアイレンという若めのワインに適した品種が多く栽培されています。シャルドネはフランスでも、ユニ・ブランというブランデーの原料にもなる品種に首位を譲っています。米国のカリフォルニア州では、白ブドウの中で最も多く栽培されているようです。

そもそも、ブドウが日本に入ってきたのはいつ頃でしょう?調べてみると、なんと奈良時代に僧・行基が勝沼に伝えたという説や、平安時代に勝沼の上岩崎の雨宮勘解由という人が発見したという説もありました。弥生時代の遺跡からも、つる状のブドウの一種が発見されていることから、古くから国内で生息していた可能性があるようです。

とはいえ、奈良時代、平安時代と2度もブドウ発祥の地として挙げられる勝沼。ワインの申し子のような土地なのですね。

そして今回スパークリングワインに合わせてみたいのが、かまぼこです。かまぼこ、最近買ってます?我が家ではすっかり「お正月しか買わないもの」となっています。でも先日、飲みに連れて行ってもらったところで板わさを食べて、「かまぼこっておいしい!」と日本人にあるまじき幼稚な感想を持ってしまいました。そう、かまぼこっておいしいのです。

かまぼこの生産量は1975年から、ほぼ半分に減っています(全国かまぼこ連合会)。食の欧米化や原材料費の高騰による高価格化などが原因と見られていますが、日本の伝統食として、ぜひ頑張っていただきたいところです。

淡泊な味わいの中に、原料の魚の味やかみごたえなど、ふくよかな広がりを感じさせるかまぼこ。そんなかまぼこを3つご紹介します。

<阿部蒲鉾店>
阿部の笹かまぼこ8枚、阿部の笹かまぼこ 吟撰笹8枚 3920円(税込み)https://www.abekama.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=571

 まずは宮城県仙台市の笹かまぼこ。実はこれ、東北に旅行に行くたびに大量に購入し、冷凍してビールのおつまみにしていた覚えが。笹かまぼこの起源は、江戸時代の伊達藩。魚が大量に取れてしまったときに、漁師がヒラメをすりつぶしたものを串にさして焼いたものがおいしかった、というのがオリジナルだそうです。伊達藩の家紋「竹に雀(すずめ)」にちなんで、笹かまぼこと呼ばれるようになったとも。ふくふくした感触と、焦げ目のバランス。これ、トースターでちょっと焼いて、レモンを垂らしたしょうゆで食べるのがおいしいですよ。

「阿部の笹かまぼこ」の原料には「たら」「いとより」「ぐち」「吉次」が使われています。「阿部の笹かまぼこ 吟撰笹」には、これらに加えて「真鯛(マダイ)」も。食べ比べができるセットがおすすめです。

<小田原鈴廣>
超特選蒲鉾「古今」3888円(税込み)
http://ec.kamaboko.com/products/list.php?category_id=7&shohin

 次に神奈川県小田原市の鈴廣。箱根駅伝の6区中継所でもおなじみ。山から下ってきた選手たちを出迎えるところですね。小田原もかまぼこが特産品です。鈴廣も様々な商品を出していますが、なかでも「古今」は、2017年の全国蒲鉾品評会で最優秀賞となる農林水産大臣賞を受賞。職人が1枚1枚、魚を手でおろして石臼ですりあげ、すり身を薄く何重にも重ねて板につけていくことで、しなやかな弾力となめらかな舌触りを生み出しているそうです。

<ハトヤ>
はもづくし 3350円(税抜き)
http://c11.future-shop.jp/fs/hatoya/gr11/gd98

 最後にご紹介するのは兵庫県姫路市のハトヤのハモのかまぼこ。ハモは関西でよく食される夏の魚。私の母は関西出身なので、夏にはウナギよりも鱧を食べたがります。瀬戸内海で4月から9月ごろまで獲れて、ちょうど京都の祇園祭のころが旬。そのハモを使った非常に珍しいかまぼこ「はも板」を始め、ハモをぜいたくにつかった練り物などのセットが購入できます。

◇  ◇  ◇

今回は「都農ワイナリー Hyakuzi エクストラ セック(3088円)」と「鈴廣 超特選かまぼこ 古今(3888円)」をお取り寄せしてみました。

冷蔵庫でスパークリングワインをよく冷やし、厚めに切ったかまぼこ(12mmが推奨)をお皿に乗せます。

スパークリングワインはキリリと辛口で、鮮やかな風味が広がります。かまぼこはお気に入りのしょうゆにつけてもいいですし、わさびのみもお薦めめです。

すっきりした辛口のスパークリングワインに、よく冷えたかまぼこの味わいは、何とも言えない妙味。白ワインとの相性も良さそうです。かまぼこはぜいたくなおつまみとして、お呼ばれのお土産にお持ちするのも喜ばれそうです。

浴衣に着替えて、ちょっと和風に夏を楽しんでみてはいかがでしょうか?

(通販コンサルタント 村山らむね)

村山らむね
 お取り寄せコンシェルジュ・コラムニスト。ブログ「らむね的通販生活」にて、お取り寄せ情報について発信。ネットショップのアドバイザーを務める。日経MJで「奔流eビジネス」を連載中。

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