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ワインの優れた健康効果 実は白でも期待できる?

日経Gooday

2018/8/18

正解は、(1)健康効果を期待できる です。

■白ワインのポリフェノールは少ないが性能がいい

「健康にいいワインは赤ワイン」というイメージが強くありますが、白ワインにも優れた健康効果があります。

白ワインは赤ワインに比べてポリフェノールの含有量は多くはありません。メルシャン酒類研究所所長を務め、ワインの醸造と健康効果の研究に取り組んできた山梨大学ワイン科学研究センターの佐藤充克客員教授らがさまざまなワインのポリフェノールの含有量を計測した結果によると、300~700ppm程度で、赤ワインの半分から数分の1程度となっています。

しかし、佐藤教授によると、白ワインに含まれるポリフェノールは、量は少ないもののある特徴があるそうです。

「白ワインのポリフェノールの総量は赤ワインに比べて少ないのですが、赤ワインのポリフェノールに比べて分子量が小さいという特徴があります。このため、胃や腸内で吸収されやすく、抗酸化作用が早く現れます。つまり、量は少ないのですが性能がいいわけです」(佐藤教授)

■白ワインには強い殺菌効果がある

白ワインならではの優れた健康効果もあります。それが、大腸菌、サルモネラ菌などの食中毒菌に対する強い抗菌力です。

「白ワインには、赤痢菌、サルモネラ菌、大腸菌などの食中毒菌に有効であることは古くから知られています。これは、白ワインに含まれるアルコールと有機酸の相乗的な働きによるものです」と佐藤教授。

実際、佐藤教授が実験したところ、白ワインでサルモネラ菌、大腸菌をそれぞれ培養したところ、サルモネラ菌は10分間、大腸菌は20分間で10万個の細菌が数個まで減少しました。佐藤教授によると、「赤ワインでも同じように殺菌効果がありますが、殺菌力は白ワインの方が強い」そうです。

白ワインの健康効果はこれだけではありません。ワインには赤白を問わず血圧を下げ新陳代謝を活発にしたり、腸内環境を整えたりする効果があります。新陳代謝を活発にする効果は、ワインに多く含まれるカリウムによるものです。カリウムには利尿作用があり、体外にナトリウム(塩分)を排出してくれる働きがあります。また、赤白ワインいずれにも多く含まれる有機酸により、腸内細菌群のバランスを整え、ビフィズス菌などの善玉菌を増やす効果も期待できます。

(日経Gooday編集部)

[日経Gooday2018年7月23日付記事を再構成]

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