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ズームだけではない ソニー「RX100M6」の魅力

三井公一の最新デジカメ撮って出し

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NIKKEI STYLE

日経トレンディネット

ソニーのサイバーショット RX100シリーズも「RX100M6」で6代目。カメラマンの三井公一氏に新モデルを試用してもらった。三井氏は「オールラウンドで活躍する高級コンパクトデジタルカメラだ」と高く評価する。

◇  ◇  ◇

ソニー「RX100M6」の最大の特徴は、大きく進化を遂げたズーム機能。24mmから200mmまでの光学8.3倍のズームレンズを搭載し、先代の24-70mmよりも撮影領域を大幅に広げた。新開発のツァイス バリオ・ゾナー T*レンズは12群15枚構成ながらフォルムに大きな変化はないだけに、「よくこれだけのズーム比のレンズを押し込んだな」と感心してしまう。

センサーは1.0型の積層型で、画素数は有効2010万画素。高速フロントエンドLSIと画像処理エンジンBIONZ XのカップリングによるAF・AE追随連写も最高約24コマ/秒で先代と同様だが、バッファーの大容量化によって連続撮影が150枚から233枚へと増加している。

レンズ鏡筒周囲に設けられたコントロールリングによる各種設定も継承されているが、このモデルからチルト可動式液晶モニターがタッチシャッター対応となった。モニターは上方向約180度、下方向約90度まで調整できるため、ローアングルやハイアングルなど、体勢が厳しい場合でもカンタンにピント合わせとシャッターレリーズが可能になっている。

ファインダーをのぞいてしっかりとフレーミングしたいフォトグラファーに支持されていた、235万ドット相当の有機ELを採用した「XGA OLED Tru-Finder」だが、従来モデルではポップアップした後に接眼部を引き出してやる必要があった。それが今モデルより本体サイドに設けられたスイッチを下げるだけのワンアクションで撮影スタンバイとなる方式に改められた。これはとても便利だしクイックに撮影に入れるので大歓迎である。電源のオン/オフもファインダーの収納に連動しているのでストレスなく撮影が楽しめる。

写りもいい。大型センサーと高性能なズームレンズのおかげで、一般的なコンデジのそれとは一線を画す描写を味わえる。精細感と高感度特性も良く、ほとんどのシーンを失敗なく撮影できるはずだ。

RX100M6のコンパクトなボディーサイズは夏休みのレジャーや旅行のお供にピッタリの1台と言えるだろう。やや高価だが、コンデジの中ではトップレベルの性能を持つ、まさに宝石のような輝きを放つ仕上がりだという印象を受けた。以下にRX100M6で撮った作例を掲載する。

RX100M6は、おいしそうな料理を目の前にしたとき、サッとスマートに取り出してスマートに撮影ができる1台である。盛り付けられた肉の照り、シズル感の描写はなかなか。ワイド端8cmまで寄れるので周囲もこれだけぼかすことができた。

有効2010万画素の1.0型センサーの高精細感はとても緻密だ。海辺に脱ぎ捨てられたビーチサンダルの質感、きめ細かい砂の描写など、一般的なコンパクトデジタルカメラの解像感とは段違いである。また素直な色合いも好感が持てる。

前モデルの使いやすいコントロールリングが継承されており、露出補正やステップズームなどユーザーの思い通りに設定が可能だ。またポップアップ式の「XGA OLED Tru-Finder」もいい。操作が簡便になり、とっさのシーンでも即座に撮影ができるようになった。縦位置でレトロな商店街入り口を撮影したが、視野率100%の見た通りのフレーミングで撮れた。シャープな像も今まで通りである。

RX100M6は暗いシーンにも強い。高感度特性もいいが何よりも手ブレ補正機能が優秀だ。200mmの望遠域で4段分の補正効果が得られる光学式手ブレ補正と相まって、安心して暗所撮影ができる。またオートホワイトバランスも優秀なので、このような夜の飲み屋街のカットでも雰囲気を残した色合いで撮影できるのがいい。

引退間近の小田急ロマンスカーLSEを192mm相当(35mm換算値)で撮影した。列車のメタリックな質感描写と、「はこね」という車名から展望席に座る乗客の表情までしっかりと捉えるのはスゴい。高感度特性と手ブレ補正機能が優秀なので、このように望遠側に拡張されたレンズが生きるのである。

RX100M6は遠くの風景をグッと引き寄せられるので、名所旧跡やネイチャーなどの撮影にも威力を発揮する。このカットは小田原城を麓から撮ったものだが、200mmズームのおかげで遠近感が圧縮され、迫力ある仕上がりとなった。屋根瓦、柵の細かい描写、壁のトーンなどの写りもいい。

チルト可動式液晶モニターは、タッチパネル化されたことで使い勝手がさらに良くなった。このようにローアングルで迫ってくる池のコイを撮るときなど、アングルとシャッターチャンスを両立させたい場合にピッタリである。カメラに寄ってくるコイの表情をRX100M6は確実にモノにしたと言える。

位相差AF方式とコントラストAF方式を併用する「ファストハイブリッドAF」も素晴らしい。空を飛ぶカモメの群れを連写したところ、しっかりとピントが食い付き、しかも秒間24コマでずっと撮影できるのだ。撮影枚数が多すぎて、後で写真のセレクトに困るほどだった。スポーツ選手や遊び回る子どもの姿を撮るときなどに役立つだろう。

高速連写が得意なRX100M6の特性を生かして、公園の水飲みからほとばしる水を撮影してみた。露出時間1/32000秒を得るためにISOは6400となったが、ややノイズ感はあるものの、見事に躍動する水を写し止めてくれた。

三井公一
 iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影している。2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。

[日経トレンディネット 2018年7月12日付の記事を再構成]

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