買った途端に驚くほど下落 失敗糧に長期投資

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はナンシーさん(37) FPで小学生2児の母親。「マネ育講師FPナンシー 西岡奈美のブログ」を運営。

2003年~

ナンシーさん お金について学ぶことは「生きる力」を育むこと

大学卒業後、証券会社に入社。学生時代は教員志望で、投資には無関心だった。投資信託などの営業や窓口業務をする中で経済の仕組みを学び、ファイナンシャルプランナーの資格も取得した。個別株投資は制限があったため、MMF(マネー・マネージメント・ファンド)やバランス型の投信に資金を投じた。投信は損失が出て解約。投資の難しさも学んだ。

08年~

出産・育児のため退職し個別株投資を始めた。当時はチャートだけをみて売買。買った日にすぐ売却することも。大きな利益はなくてもいいと考えていた。例外はイオン(8267)。買い物の一定額が返金される優待制度が魅力だった。配当金と優待の返金額だけで、元手がとれた。

失敗したのはデジタルアーツ(2326)。情報セキュリティーの事業内容や、取引先の安心感などに魅力を感じて注目していたところ、株価がどんどん上昇。出遅れたと思って買ったら驚くほど下落してしまった。押し目買いをしたが、一段と下落したため損失を出して売却した。

12年~

岡本和久氏の講義を聴いて株式投資に対する考えが変わった。企業は株主から調達した資金を使って利益を生み、株主は配当などの果実を受け取るんだと改めて気づいた。セゾン投信のファンドに積立投資したり、カルビー(2229)の株を長期目的で購入したり、と投資スタイルが変化。小学生の子どももお年玉の一部をセゾン投信の「資産形成の達人ファンド」に入れている。外食先で子どもと投資家目線で会話することも増えてきた。

18年~

投資指標をより重視するように。自己資本利益率(ROE)や1株利益の成長率などをもとに銘柄を探している。ディップ(2379)やエイチーム(3662)、FPG(7148)などを買った。買値より下がった銘柄もあるが、慌てることはなくなった。じっくり投資に取り組みたい。

[日経ヴェリタス2018年7月22日付]

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