特に旅慣れた人にとっては違和感が強いようで、「そうしたバッグをディナーにまで持って来るのは、日本人と一部のアジア人に限られる」と、何人もの方から異口同音に聞かされました。「まずTPOとしておかしい」「マナー違反だ」というのです。

加えて、こうしたバッグに、財布からパスポートから一式入れて持ち歩いている人も少なくありません。それだけに、「夜に一式を持ち歩くのは不用心」との声もありました。後生大事にそんなバッグを持っていると、「いかにも旅慣れていない」ということが、はたから見ても非常に分かりやすいこともあって、狙われやすいのではないかというわけです。

■旅慣れた人が持つのはちょっとした現金とクレジットカードだけ

旅慣れた人が持って出るのは、チップやちょっとした買い物用の現金とクレジットカードだけ。あとはホテルのセーフティーボックスに入れておきます。リスクを分散することと同時に、スタイリッシュさを兼ねるというわけです。

もちろん、滞在する国やホテルのタイプによってリスクヘッジの判断は分かれますが、TPOについては少し気をつけたいですね。

夜なら小型のクラッチでもいい

少なくともムードある夜を楽しむなら、いかにもアウトドアな「ショルダーバッグ」「ボディーバッグ」「ウエストポーチ」はやめて、目立たない小型のレザー製クラッチバッグなど少しエレガントな小物にしてはいかがでしょう。

のんびりリラックスした時間を楽しみながら、そのときに応じた装いも選択できる。そんな人にはいかにもこなれた大人感がありますね。「できる男」には、たとえリゾートでも「勘違いファッション」は似合いません。もし、今夏そういった場所へのお出かけの予定がおありでしたら、ぜひ持っていくアイテムを見直してみてください。

撮影協力:阪急メンズ大阪

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丸山ゆ利絵
 ホテル西洋銀座やアークヒルズクラブなどを経て2010年、経営者などに「ふさわしい存在感」の演出方法を助言するコンサルティング会社、アテインメンツ(大阪市)を設立、代表に就任。15年、ビジネスマンに正しいスーツの着方を指南する「スーツ塾」を開講。 著書に「『一流の存在感』がある人の振る舞いのルール」(日本実業出版社)など。

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