マイカーかカーシェアか お得の分岐点は1日何分?いまさら聞けない大人のマネーレッスン

2018/7/26

まずは、購入時にかかる費用をみてみましょう。グレードやカーナビなどのオプションの有無や、購入時期や店舗によっての値引き幅の違いなど、条件によって価格は変わってきますが、ここでは車両代と消費税・自動車取得税を合わせて、270万円とします。購入時には、その他に納車費用、車庫証明費用、検査登録手続き費用がかかります。サービスとして行なっている販売店もありますが、ここでは各1万円で計3万円としましょう。

所有することで発生する税金をチェック

次に、税金です。「自動車税」と「自動車重量税」の2種類があります。

「自動車税」は、車の総排気量によって、税額が変わります。プリウスは総排気量1.797リットルで、1年間の税額は、3万9500円。ただし、プリウスは「エコカー減税」の対象なので、2年目の自動車税が安くなります。初年度は3万9500円、2年目は1万円、3年目以降は3万9500円という具合ですね。8年間の自動車税の合計は28万6500円です。

「自動車重量税」は、道路の整備に使用される税金です。道路の使用料、といったところでしょうか。車両の重さによって、税額が変わります。ここでも、プリウスは「エコカー減税」で初年度から5年目までの重量税はなし。6年目以降は7500円で、8年間の合計は2万2500円となります。

これら2つの税額を合わせると、8年間で30万9000円となります。ただし、エコカー減税の対象でない車や、総排気量・重量が大きい車は、上記の税額より高くなりますので注意してください(軽自動車は安くなります)。

車を所有することで必要になる保険料も勘案

次は「保険料」。車を運転する際には、自動車保険に加入する必要があります。自動車保険には、法律で加入が義務付けられている「自賠責保険(強制保険)」と、任意加入の「自動車任意保険」がありますが、一般的には両方に加入します。「自賠責保険」の補償金は対人事故の賠償損害のみ。「自動車任意保険」で補償を上乗せするイメージですね。

保険料は、保険会社、運転者の走行距離や免許の種類(ゴールド免許の場合は安くなります)などで違います。ここでは、自賠責保険は1万5520円(三井住友海上 1年契約の場合)、自動車任意保険は4万6800円(SBI損保 40歳ブルー免許の場合)とします。

2つの保険料の合計は年間6万2320円。8年間で49万8560円となります。ただし、免許更新の際に過去5年間無違反だった人(いわゆるゴールド免許ですね)は、任意保険が上記よりも安くなるでしょう。

維持費の目安は年間約7000kmの走行で計算

最後に維持費です。主に、ガソリン代、駐車場代、車検代、メンテナンス代が考えられます。

ガソリン代は原油の価格に左右されるため、正確に試算することはできませんが、ここでは現在の価格で考えます。2018年7月中旬現在、レギュラーガソリンの価格は、おおむね150円/リットル。プリウスの実燃費は、25.1km/リットル。100km運転すると、598円程度のガソリン代がかかる計算です。

2015年のソニー損保のアンケートによれば、走行距離の平均は年間7073kmでした。この平均走行距離を走ったとして、1年間のガソリン代を約4万2300円とします(端数切り捨て)。毎年同程度の距離を走行したとして、8年間で33万8400円となります。