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宮本笑里 歌心育て、経験値を音色で表現

2018/7/25

バイオリニスト。14歳でドイツ学生音楽コンクールデュッセルドルフ第1位入賞。2007年「smile」でアルバムデビュー、09年、10年「NHK紅白歌合戦」に連続出場。12年に結婚し、14年1児の母となる。25日に全曲クラシックのアルバム「classique(クラシーク)」をリリース

平均寿命が延びる「人生100年時代」には、アーティストがより長く第一線で活躍し続けられるよう工夫が求められる。人工知能(AI)などの進化も目覚ましく、人から演奏機会を奪う可能性もでてきた。デビューから11年目を迎え、結婚や出産・育児を経験しつつ活躍を続けるバイオリニストの宮本笑里さんにこれからのキャリア形成について聞いた。

――音楽の世界では演奏がうまくてもプロになれる人は限られますね。

「どんな世界でもプロは厳しいですし、生き残っていくのは難しいと思います。特にクラシック業界は幼少期から音楽を始めても最後は一握りの人しか活躍できません」

「私は良いご縁があってデビューできました。テレビ番組でキャスターも経験させていただきましたが、本来は人と話すのが苦手。ドイツ暮らしが長かったので友人らに日本語の文法が違うことなどを指摘されることが多く、話すのが怖かったのです。でも音の響きや音色などを言葉で表現できなければ、良い音楽を作れないと気付いてから、意識が変わりました」

◇  ◇  ◇

――過去には「音楽と結婚する」として独身を貫く音楽家が多かったようですね。

「子供を持ったことで精神的に強くなった」という

「私も『音楽と結婚した』つもりでした(笑)。ただ、パートナーから『(結婚後も)音楽を続けていいよ』と言われたことで踏み切れました」

「結婚して技術が落ちたといわれないよう毎日の練習時間の確保には気を付けています。1人だと甘えてしまいがちですが、子供を持ったことで精神的に強くなり、成長できたのではないでしょうか。子供と過ごす時間を考えて短い時間でも集中するよう工夫しています。幸い子供も音楽に関心を持つようになってくれ、目の前で演奏すると喜んでくれます」

――プロになったのはお父様(元オーボエ奏者で音楽家の宮本文昭氏)の影響ですか。

「プロを目指してバイオリンに真剣に取り組むようになったのは中学生になってからです。バイオリンの先生と父に毎日レッスンしてもらい、1日6~7時間は練習に費やすようにしました。それまで何も言わなかった父が一転して厳しくなったのもこの頃でした」

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