アキラ100% 「裸ネタだけで10年生き残りたい」

日経エンタテインメント!

(写真:中村嘉昭)

18年は元日からネットをバズらせたのも記憶に新しい。股間の前で3つの箱を入れ替える曲芸を生放送中に失敗。この珍事件をブログでお詫びするハメに。

「以前から周りの芸人に『失敗するとしたら正月しかないね!』なんて言われていたんですけど、まさか現実になるとは! って感じでした、あれは。今だから落ち着いて言えますが、僕自身、『芸能人生終わった』って思いましたね。

スタッフの方々は大変だったと思うんですが、僕には温かい言葉をかけてくださって、以降もテレビに出させてもらっているので、お目こぼしいただけたのかなと。ただあれから生放送でネタをやることは無くなりましたね(笑)」

珍事件はさておき、スタジオやロケ先では必然的に全裸でいることが多いため、体調面での悪影響を心配すると、「それが、いたって健康で」と意外な答え。

「“裸芸人あるある”なのかもしれませんが、安村さんや小島さんに会うと、『風邪引いてないね』っていう話になるんです(笑)。常に裸で風に当たってるんで、少しずつ体が強くなってるのかも。寒風摩擦に近い効果というか(笑)。ただ困った面もあって、服を着て収録すると、めちゃくちゃ暑いんです。体温調節機能がおかしくなってるんですよ」

着たらもっとすごい!?

もともと俳優志望で小劇団に所属していたこともあり、その演技力を生かした仕事も徐々に増えてきた。『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)ではたびたび再現ドラマに登場。19年公開予定の映画『こはく』(横尾初喜監督)では主演・井浦新の兄役を演じる。

「ちらほらそういう新しいお仕事をいただいたりするのはありがたいです。『スーツ着たら普通だね』とか『スーツ似合うね』っていう声もツイッターでは見かけますし。ちょっとずつ僕の違う一面を見てもらって、『嫌い』というイメージが変わっていってくれればいいんですけどね」

仕事の幅も広がるなか、今後どんな存在をイメージしているのか。

「もっと僕のことを知ってほしいので、基本は裸ネタを続けてやっていきたいと思っています。海外でもタオルで隠したり、フライパンで隠す人たちがいるんですけど、みんな2人組以上でやっていて、1人で掘り続ける人ってあんまりいないんです。このまま10年続いたら、裸ネタだけで10年生き残った奴になれるんで、まずはそこを目指したいですね(笑)。

あとは『好きな芸人』と『嫌いな芸人』、両方のランキングに入りたい。トレンディドラマでも、『最初嫌いだったけど、だんだん好きになっていく』っていう展開があるじゃないですか。『服を着てもやるな』というところから、ちょっとずつ存在感を示していけたらと思います」

(ライター 遠藤敏文)

[日経エンタテインメント! 2018年7月号の記事を再構成]

※「この1年で最もブレイクした芸人」は8月1日(水)、「これから1年で消えると思う芸人」は8月2日(木)にランキング記事を公開予定です。

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