ドライブレコーダー取り付けに挑戦 意外に簡単だった
特集 ドライブレコーダー 購入&活用ガイド(下)
購入する製品の見当は付いたものの、自分で取り付けられるかどうか不安だという人がいるかもしれない。しかしドライブレコーダーの取り付けは意外と簡単だ。フロントガラスに固定し、電源ケーブルを配線するだけ。車種やドライブレコーダーの種類、配線方法にもよるが、30分もあれば終わる。「ドライブレコーダー 今さら聞けない購入のキホン」「格安ドラレコ、どこまで使える? 売れ筋品と徹底比較」に続く第3回では、ドライブレコーダーの取り付け方法を解説する。
取り付け位置はできるだけ高いところへ
ドライブレコーダーを取り付けるときは、まず位置に注意したい。フロントガラスに設置する場合、法律によって取り付けられる位置は上側20%以内に定められている。より多くの範囲を映すためにも、できるだけ高い位置に取り付けるとよい。するとおのずから上側20%という範囲内に収まる。
設置が完了したら次は電源ケーブルの配線だ。付属の電源ケーブルを使い、車内のシガーソケットから給電すればよい。
電源ケーブルは、左右どちらかのピラーに沿わせて配線すれば目立たない。ピラーの内装をはがし、内部に配線するのも手だ。内装のはがし方は車種によって異なるので、作業前に確認しておこう。
もし、別の機器の接続でシガーソケットを利用している場合は、シガーソケットを分配するアクセサリーがあるので利用しよう。
最近はシガ―ソケットがない車も多い。シガーソケットもUSB端子も使えないという場合は、取り付けの難易度が上がる。車内のヒューズボックスから電源を取り出し、シガーソケットを増設できるアクセサリーがあるので、それを用意して取り付ける。車の電源には常に電気が流れている常時電源と、エンジンを始動したときのみ電気が流れるアクセサリー電源の2種類がある。シガーソケットを増設して、ドライブレコーダーを接続するには、後者のヒューズから電源を取り出せばよい。
店に頼むなら購入した店舗で
ドライブレコーダーの多くには、マイクロSDカードが付属する。ただし、付属品は容量は少なめで1~2時間程度しか録画できない。それ以上の時間を録画したいなら、大容量のマイクロSDカードを別途用意しよう。8ギガで1時間程度と覚えておくと、適した容量を選びやすい。
利用開始後に、調整を要する場合もある。映像が暗ければ、より明るく撮影できるようにカメラの露出を補正する。走行中に衝撃センサーが過剰に反応する場合は、衝撃検知の感度を低めに設定しよう。
取り付けが面倒、あるいは難しい場合は、カー用品店に依頼するのも手だ。車種やドライブレコーダーの種類によって違うものの、工賃は5000~6000円台。ただし、他店で購入したドライブレコーダーを持ち込んだ場合は、工賃が倍に跳ね上がる。カー用品店で取り付けてもらうなら、その店舗で購入したほうがよい。
(文 田代祥吾)
[日経PC21 2018年8月号掲載記事を再構成]
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