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ネイビー、襟つき 大人のカジュアルは体形を意識せよ 「NIKKEI STYLE メンズファッションサロン」から(上)

2018/8/5

森岡氏はカジュアルのサイズ感に「適度な余裕」が大事だと強調した(6月、東京都千代田区)

 夏のカジュアルは悩ましい。涼しい服装ほど体形が隠せない。サイズが若い頃と変わらなくても、そのまま着こなすと「チャラチャラしたおじさん」に見える。都内で開いた「NIKKEI STYLE メンズファッションサロン」では、ファッションディレクターでスタイリストの森岡弘氏が大人の悩みに答えた。「オフであっても見られている意識を」とクギを刺す森岡氏の話から、年齢相応のカジュアルの秘訣を探った。




■「カジュアル=リラックス」は思い込み

 まず森岡氏が指摘したのは、カジュアルの服装はシーン別で使い分けすべきであるということ。すべて「部屋着」や「近所着」を基本に選ぶと、外出時に節度ある装いができなくなる。「カジュアル=リラックスと思い込まない」(森岡氏)。カジュアルのアイテムは「お出かけ」を標準に選び、部屋着と一緒にしてはいけない。

 次に大事なのは「サイズ感」だ。40歳代以上の男性がカジュアルで緩いサイズを着たら、だらしない印象になる。スーツと同様に基本はジャストサイズが望ましい。

 ここで注意してほしいのは「ジャストサイズは年齢と地位で変わる」(森岡氏)点だ。年齢を重ねても細身を維持している人は、ピタピタの服に体が入ると誇らしくなるかもしれない。だが森岡氏は「20歳代の若者と同じサイズ感で着こなすとチャラチャラしたおじさんにしか見えない」と手厳しい。

この日の森岡氏はシャドーチェックのジャケット。ネイビー柄は落ち着きがあるのでオススメだという

 それでは40歳代以上に求められるサイズ感とは何か。カギは「適度な余裕」だという。年齢や立場が上がれば、求められるのは落ち着いた印象。「タイトさよりシャープに見える装い」(森岡氏)が大事なのだ。

■定番「ネイビー」、実は遊べる色

 アイテム選びは加齢による体の変化を意識したい。例えばTシャツだと首をあらわにし太さやシワやたるみが目立ってくる。シャツやポロシャツなど襟付きの服は首元に奥行きを見せ、余計な部分を隠してくれるので望ましい。中でも襟元が立ってきれいに見えるボタンダウンシャツは大人の夏向きの服といえるだろう。

 夏の定番、ネイビー色のジャケットも活用したい一着。他のカラーと合わせやすいのが特徴。万能さ故に「ありきたり」と誤解されることがあるが、森岡氏は「ネイビーは素材、生地で雰囲気を変えることができ、織り柄で遊びの要素を入れても落ち着きがある」と注目する。

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