ネイビー、襟つき 大人のカジュアルは体形を意識せよ「NIKKEI STYLE メンズファッションサロン」から(上)

ベーシックアイテムを生かしつつ、トレンドのカラーや柄も取り入れたいなら、まずポケットチーフなど「小さな面積」でトライしよう。トレンドと関係ない好きなカラーでもよい。森岡氏のおすすめは「墨(黒)を少し入れて濁らせた色」。例えば赤に黒を少し加えたボルドー(濃いワイン色)、黄色に黒を少し加えたマスタード、緑に黒を少し加えたカーキといった感じだ。黒の特性で他のカラーに合わせやすいという。

■素足、短い裾…女性は歓迎しない?

手を抜きがちなパンツや足元も年齢相応の気品が求められる。腰やヒップ回りがあってもバランスを考えテーパードシルエット(足首に向かうほど細身のスタイル)を選べばスタイリッシュに見せられる。チノパンは多少値が張ってもスラックス仕立てを持っていると、ジャケットと相性がよくお出かけにも役立つ。

「シャツの裾を外に出す場合、丈の長さはお尻の頂上が限度」と着こなしを指南する森岡氏

夏に細めのテーパードパンツを短い丈ではくのが最近のスタイルだが、森岡氏は「パンツ丈はくるぶしの真ん中あたりまでが限界」との見解だ。と言うのも、長年ファッション業界に身を多く森岡氏の経験では「短過ぎる裾に素足はあまり女性受けしない」という。好きならともかく、無難を求めるならチャレンジしない方がよさそうだ。

足元は、スニーカーならアディダスの定番モデル「スタンスミス」などシンプルなデザインが大人に向く。大きなブランドロゴやアイコンが入ったバスケットシューズなどは避けたいところだ。レザースニーカーならドレッシーな印象を与える。革靴の場合はスリッポンやローファー。とくにタッセルローファー(甲に房飾りが付いたローファー)はトレンド感もあるうえジャケットに合い「服装が分かっている人という感じが演出できる」(森岡氏)

■「体形は関係ない」おしゃれを諦めず

既製サイズが合わない男性がジャストフィットの装いをする場合、体形に合わせて服を直す必要がある。森岡氏は「センスの良さと体形は関係ない」と訴える。「イタリアに行くとウエストが1メートルはあるおじさんでもジャストフィットの着こなしができている人がいる」(森岡氏)。

最後に、大人の着こなしで忘れてならないのが清潔感だ。着古したら思い切って捨てる。多くの有名人や著名経営者のスタイリングを担う森岡氏の持論は「人は装いで明日からイメージを変えることができる」。ファッションは手っ取り早い自己表現ツールなのだ。服装は自己プレゼンテーション。自分を高めるスキルと考え、まずは真夏の装いから変えてみよう。

2018年6月16日に東京ミッドタウン日比谷で開いた「NIKKEI STYLE メンズファッションサロン 夏の装い直前講座」から採録。

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