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専属シェフにジビエも 食事充実のグランピング6選

2018年グランピング事情(第2回)

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NIKKEI STYLE

「キャンプの醍醐味は食」ともいわれるが、「グラマラスなキャンピング」であるグランピングにおいても大自然の中でいただくディナーがその大きな魅力となっている。今回はグランピングの「食」について見ていきたい。

山の中で専属シェフのコース料理

東京・奥多摩のさらに奥深い場所にある「WOODLAND BOTHY(ウッドランドボシー)」は、駐車場から約1キロ、たどり着くまでに30分ほどの軽い登山が必要な場所にある。

ここは1日1組しか受け入れない貸し切りのグランピング・オーベルジュ。「オーベルジュ」とはフランス語で、「宿泊施設を備えた郊外のレストラン」の意味だ。唯一のゲストのため、専属シェフが腕を振るってくれる。

樹々に囲まれた山中のウッドデッキでいただくことができるのは、地元のブランド牛「秋川牛」はじめこだわり食材をふんだんに使用したグリルコース料理。前菜の盛り合わせに始まり、一品料理、秋川牛の他、羊や馬豚などをグリルにしたメイン料理、そして手打ちそば、デザートと続く。

スケジュール的に宿泊は難しいという人は、日帰りでランチやディナーだけを楽しむこともできる。週末には会社同僚グループなどでの利用もあるという。

WOODLAND BOTHY(ウッドランドボシー) 
住所:東京都あきる野市養沢684 
電話番号:042-596-6645 
アクセス:JR武蔵五日市駅前バスターミナル(1)番乗り場「上養沢行き」に乗車し、神谷バス停で下車してから登山20分 
タイプ:テント 
営業期間:通年 
料金一例:[宿泊]1泊2食3万円/人から(2~4人) [ランチ]7000円/人(6~10人) [ディナー]8500円/人(6~10人)
公式サイト:http://woodlandbothy.jp/

ジビエ料理を学び楽しむ

日本で最初のグランピングリゾートといわれる「星のや富士」では、ダッチオーブンを使った体験型の食事「狩猟肉ディナー」が提供される。使われる肉は狩猟で捕獲されたシカ肉とイノシシ肉といったジビエで、2018年9月から始まる「秋の狩猟肉ディナー」では、シカのモツ煮や山の幸もたっぷり入ったイノシシのすき焼きなど、屋外ダイニングでワイルドなディナーを堪能できる。秋はこれら野生動物にとって最良のエサとなる木の実が豊富な時期で、脂がのり旨味(うまみ)も増す時期とのこと。

提供されたものをただおいしくいただくだけではない。「グランピングマスター」と呼ばれるスタッフのサポートのもと、食材の火入れから盛り付けまでを利用者自身が行って料理に参加する。その体験を通してジビエに関する様々な知識も得られ、興味があれば狩猟や猟師のライフスタイルの話などもしてもらえるという。利用者からは「狩猟肉に対する価値観が変わった」「キャンプツールの使い方をグランピングマスターから教われてよかった」などの声もあがっているそうだ。

星のや富士 
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町大石1408 
電話番号:0570-073-066(星のや総合予約) 
アクセス:富士急行河口湖駅からタクシー18分 
タイプ:キャビン 
営業期間:通年 
料金一例:1泊1室4万5000円から(税サ込み・食事別) 
公式サイト:https://hoshinoya.com/fuji/

収穫したての野菜を味わえる

一方「農業体験」が主テーマのグランピング施設もある。前回も取り上げた千葉県香取市「THE FARM」の経営母体は地元の生産農家グループ。施設内では年間1万人以上が野菜収穫を体験しているとのこと。初夏から夏にかけてはジャガイモもやズッキーニ、水菜やナス、トウモロコシなども収穫できる。もぎたてのトウモロコシの甘さは格別だ。

夕食のバーベキューは、カット・下ごしらえ済みの食材が運ばれてくるので準備は不要。自然に囲まれたロケーションで新鮮なもぎたて野菜をいただくぜいたくな体験ができる。子供たちにとっては、野菜が実る畑の風景を間近で観察し、それを家族と一緒に収穫し、夜にはおいしく食べるという貴重な経験となり、「食育」の場としても意味がある。

THE FARM(ザ・ファーム) 
住所:千葉県香取市西田部1309-29 
電話:0478-79-0666 
アクセス:東関東自動車道・大栄ICから約20分/栗源バス停(東京駅からの高速バス路線)から無料送迎あり 
タイプ:テント×26、コテージ×14 
営業期間:2018/03/21~12/24(予定) 
料金一例:リバーサイド(2名利用の場合)1万4364円/人から 
公式サイト:http://www.thefarm.jp/camp.html

アウトドア・クッキングの入門に最適

手ぶらでも充実の器材でアウトドア料理が楽しめるのも、グランピングの大きなメリットのひとつ。巨大キャンプ場を展開するPICAリゾートが運営する「PICA富士吉田」では、食材の準備からキッチンツールレンタル、火起こしやダッチオーブンの使い方指導など、アウトドアクッキングのサポート体制が非常に充実している。

提供可能な食材メニューも一般的なバーベキューだけではない。「富士桜ポークを使った焚火煮込みハンバーグ」「甲斐サーモンのノルディック・スモーク」、そしてピザにローストチキンなどなど。下ごしらえ済みの食材にソースや調味料、ダッチオーブンやスキレットなど調理道具も必要なものはすべてセットで準備されているので、あとはレシピを見ながら最後の仕上げやセットをして火にかけるだけだ。

PICA富士吉田 
住所:山梨県富士吉田市上吉田4959-4 
電話番号:0555-24-4343 
アクセス:富士急行線富士山駅下車、送迎サービス(約10分/要予約) 
タイプ:テント、コテージ 
営業期間:通年 
料金一例:テントヴィラ9800円/人から 
公式サイト:https://www.pica-resort.jp/yoshida/

朝食も豪華なグランピング

それではグランピングの朝食はどうなっているのだろうか。18年4月にオープンした「藤乃煌(ふじのきらめき) 富士御殿場」では、朝食にもユニークな工夫がされている。

キャビンに運ばれてくるのは、イングリッシュマフィンに地元産ソーセージ、卵、チーズなど。それを備え付けのガスオーブングリルを使ってホットサンドイッチを自分たちで作って食べる。

早朝の清涼な空気の中、美しい富士山を眺めながらいただくホットサンドイッチとコーヒーの朝食。普通のホテルでは体験できないものだ。煩わしい準備から解放され、楽しい部分だけを体験する。キャンプとリゾートホテルのいいところ取りといわれるグランピングならではの朝食スタイルだ。

藤乃煌(ふじのきらめき) 富士御殿場 
住所:静岡県御殿場市東田中3373-25 
電話番号:0550-75-9111 
アクセス:JR御殿場駅からタクシー約10分(予約制の送迎バス有り)/御殿場ICより車で3分、高速バス御殿場IC停留所より徒歩10分 
タイプ:キャビン 
営業期間:通年 
料金一例:デラックスキャビン(2人利用の場合)3万円/人
公式サイト:https://www.fu-ji-no.jp/kirameki/

インスタ映えで20代女性に人気の日帰り施設

一方で、宿泊せずとも気軽にぜいたくなアウトドア体験ができるグランピング風施設も急増中だ。

例えば東京都内なら、JR新宿駅直結の商業ビル「ルミネエスト」屋上に17年オープンした「ワイルドビーチ新宿」。以前は夏季限定でビアガーデンが開催されていたが、現在は15トンもの白い砂が敷き詰められ、まるで海外ビーチリゾートのようなスタイリッシュな空間が出現している。ビーチエリアには、四角い屋根付きベッドの上にクッションを並べた「パーゴラベッド」と呼ばれるビーチベッドもあり女性に大人気とのこと。

インスタグラムには、壁に描かれた大きな天使の羽のイラスト「エンジェル・ウイング」の前に立つ若い女性利用者の写真が多数投稿されており、フォトジェニックな空間設計が大きな集客要素となっていることがわかる。

大型のコットンテントが設置されたウッドデッキでバーベキューを楽しめる「グランピングバーベキュー」プランもあり、平日女子会プランであれば飲み放題込みで1人7900円。都内バーベキュー場の相場を考えたら高めの設定だが、ぜいたくな空間を貸し切って、交通費も時間もかけずにグランピングバーベキュー体験ができると思えば決して高くはないのかもしれない。

ここを契機に、同じ会社が運営する宿泊可能なグランピング施設利用へとステップアップしてゆく女性も少なくないという。仕事帰りに利用できる都市中心部のグランピング風飲食施設が、本格的なグランピング体験、さらにはキャンプデビューへのエントリーコースとなっているのかもしれない。

ワイルドビーチ新宿 
住所:東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト 
電話番号:070-3884-7290 
アクセス:JR新宿駅直結 
タイプ:テント(日帰り利用) 
営業期間:通年 
料金一例:グランピングバーベキュー(ドリンク飲み放題) 8500円/人 
公式サイト:http://wildbeach.jp/shinjuku/

(ライター 和田亜希子)

2018年グランピング事情

第1回 グランピングで快適に非日常体験 宿泊はトレーラーも
第2回 専属シェフにジビエも 食事充実のグランピング6選
第3回 駅近・公園泊・夜景…ユニーク立地のグランピング5選(7月25日公開予定)
第4回 ここでしかできない「体験」が魅力のグランピング(8月1日公開予定)

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