具だくさんタコス 熊本に本場メキシコの味
メキシコ料理「ラ カトリーナ」
お店のシンボルは、メキシコでよく使われているという骸骨のマーク。熊本在住の英語の教師や旅行者ら外国人客が多い。店にいながら異国情緒が味わえる。
料理はメキシコ出身のアレハンドロ・デルベスさんが調理していて「本場よりもおいしい。自信を持って提供できる」という。
自慢のタコスの具材は、豚肉のビール煮込み、ビーフ、豚肉のオレンジ煮込み、キノコ、合いびき肉のスパイス煮込みの5種から選べる。それぞれ、包んだタコスからこぼれ落ちるほどたっぷり入っているのに、1個280円(税別)と割安だ。
オレンジ煮込みはオレンジジュースを使った甘酸っぱい風味で「日本料理にはない味の面白さを楽しめる」。鶏肉や牛肉をピーマンやタマネギ、チーズなどと煮込み、石でできたすり鉢(モルカヘテ)に盛った料理は「九州では珍しいはず」。
スパイスは、デルベスさん夫妻が母国に戻った際に買い集めたもので、本場の味にこだわりがある。メキシコのクラフトビールの「デイ・オブ・ザ・デッド」(1本750円)は3種類あり、ラテンの風土らしいカラフルなラベルが印象的だ。
色鮮やかなピンクや青色に塗った壁にメキシコの帽子をぶらさげるなど、にぎやかな装飾が客を楽しませている。
(佐藤敦)
〈ら かとりーな〉熊本市中央区上通町4の10トラヤビル4階 電話096・354・7272
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