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泣き寝入りしない セクハラ・パワハラに保険で備え 弁護士費用カバー、チャットで相談も

2018/7/21

写真はイメージ=PIXTA

「ハラスメント」に備えた保険商品がにわかに注目を集めてきた。相手が嫌がり不快に感じる行為を指す言葉で、毎日顔を合わせる仕事場でトラブルが生じやすい。訴訟に発展しても、被害を訴えられた側に自覚がない例が少なくない。泣き寝入りしがちな被害者を助ける保険が登場する一方で、雇用トラブルに備えて保険に加入する企業も増えている。

■弁護士に無料で相談

相談者「目標を達成できなかったら、社員全員が腕立て伏せをさせられるんです」

弁護士「録音できますか?スマホ(スマートフォン)で撮影できるならして下さい。民事訴訟法の判例では証拠とみなされます」

東京都内の香川希理弁護士はほぼ毎日、電話口でこんな助言をしている。ハラスメントの相談が多いのは20~40歳代の女性。香川氏は「退職後だと今ある証拠でしか対応できない。早めに一度電話して欲しい」と訴えている。

香川氏はミニ保険会社エール少額短期保険(東京・中央)と契約する弁護士3000人の一人。4月に発売した日本初の「ハラスメント保険」の契約者を対象に相談に乗る。ハラスメント保険とはトラブルに絡んでかかる弁護士費用を負担するものだ。エールが狙っているのは、泣き寝入りしていた被害者の補償だ。保険の名称は「弁護士保険コモンLite」。

エールは2段構えでサービスを提供する。第1段階はセクハラやパワハラが事件化できるか弁護士に相談する初期対応。「ハラスメントヘルプナビ」という名称で最長20分まで無料で相談に乗る。示談による解決を得意とする弁護士の情報提供や法律文書チェック(30分まで)も無料だ。

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