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釣流まゆみ・そごう・西武執行役員

釣流まゆみ・そごう・西武執行役員

管理職として活躍する女性が仕事やプライベート、働き方への思いを自らつづるコラム「女性管理職が語る」。様々な女性管理職が交代で執筆します。今回は、そごう・西武執行役員の釣流まゆみ氏。4度目の登場です。

◇  ◇  ◇

そごう・西武は女性管理職比率が高い会社です。係長に占める女性比率は52.4%に達します。ところが、課長となると12.2%に激減します。こういった現象は当社に限らないようです。

高校時代、運動会ではいつも女子はハチマキを縫っていました。私も何の疑問も持たずに楽しく縫いました。仕事でも、なぜか分からないまま固定観念で行っていることがあります。

安定した場は人間を安心させます。「そこでもいい」が「そこじゃなきゃ嫌」になってくるのです。違った場に挑戦するのが怖くなります。こういった「当たり前」が管理職比率の硬直化も生んでいるように感じます。変えることは本当に難しいと。卵が先か、鶏が先かとよく言われますが、男女が半々であることを当たり前にしたいと思います。

役職数は実力によるとしても、まず機会を均等にしたいものです。会議の席に男女が同じ人数いることから始めましょう。エンドユーザーを意識したら、女性が参加しない会議は変であるということを世の常識にしていきたいのです。

私たち小売業では「お客様は神様」ということが基本です。「お客様のおっしゃることは正しい」からスタートします。物が売れない時代になったと言われますが、世の中の動きを見ていると物は売れています。

お客様の行動が全てを語ってくれます。いま、お客様の気分は文化です。当社は昨年2月に文化プロモーション部を新設し、私が部門長となりました。当社の有形無形の資産を共有し、お客様にその価値を認知していただき、企業価値として発展させるのが仕事です。

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