検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

連日の猛暑 熱中症が重症か見極めるポイントは?

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

日経Gooday(グッデイ)

この記事では、今知っておきたい健康や医療の知識をQ&A形式で紹介します。ぜひ今日からのセルフケアにお役立てください!

【問題】周囲の人が熱中症と思われる症状になったとき、応急措置と見守りで済むレベルか、それより重症で医療機関の受診が必要なレベルかを見極めることが重要です。見極めのポイントの一つは「自力で水を飲めるかどうか」というのはホント?ウソ?

(1)ホント

(2)ウソ

正解は、(1)ホント です。

日本救急医学会では熱中症を重症度でI度、II度、III度に分類しています。I度は意識障害がなく、応急措置と見守りで済むレベル。II度は集中力や判断力の低下が見られ、医療機関の受診が必要なレベル。III度は特に症状が重く、入院が必要なレベルです。

「一般の人はI度とII度を見分ける知識が求められる。ポイントは意識の有無と、自力で水を飲めるかどうか。ペットボトルなどを容器ごと手渡して、一人で水を飲めるかを確認してください。うまく飲めなければ意識障害があるII度ということ。すぐに医療機関に連れていきましょう」と帝京大学医学部救急医学講座の三宅康史教授は言います。

応急措置は「FIRE」(炎)と覚える

応急措置については、「FIRE」というキーワードを覚えておくといざという時に役立ちます。

F(Fluid)は水分補給、I(Icing)は冷却、R(Rest)は安静、E(Emergency)は119番通報です。「意識がもうろうとしていたら、すぐに救急車を。その場合は逆から、つまりE、R、I、Fの順番で応急処置をしてください。意識がない場合、無理に水を飲ませてはいけません」と三宅教授はアドバイスします。

死亡者のうち、8割は「非労作性熱中症」

ちなみに、熱中症は大きく2つに分けられます。炎天下など気温が高い中で体を動かすことで起こる「労作性熱中症」と、体を動かさなくても起こる「非労作性熱中症」です。

前者は若者から中年が起こしやすく、圧倒的に男性が多いのが特徴。一方、後者は高齢者に多く見られるタイプで、男女差はありません。また、発症しても治療すればすぐに回復する労作性熱中症に対し、「非労作性熱中症は予後が悪く、熱中症による死亡者の8割はこちらのタイプです」と三宅教授は指摘します。

非労作性熱中症の典型例は、下記のようなケースです。

【78歳女性・老老介護中:】
脳梗塞で寝たきりになっている81歳の夫を一人で介護していた。本人のパーキンソン病も進行していた。エアコンは嫌いなので使わない。梅雨明けで暑さの続く7月下旬、夕飯の準備をしているときに倒れる。数日後、連絡が取れず心配して訪ねてきた娘が発見。室内はサウナのような状態で、夫婦ともに熱中症になっていた。

「老老介護の場合、介護しているほうが熱中症で倒れると、介護されているほうも熱中症になってしまう。特に梅雨明けの7月下旬は一気に熱波が来るにもかかわらずまだ体が暑さに慣れておらず、最も熱中症を起こしやすい時期」(三宅教授)というので、注意しましょう。

なお、環境省では熱中症の基本情報、予防法、応急措置などをまとめた「熱中症環境保健マニュアル 2018」( http://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_manual.php )を出しています。環境省のホームページから無料でダウンロードできるので、万一の場合に備え、一度は目を通してください。

(日経Gooday編集部)

[日経Gooday2017年7月10日付記事を再構成]

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

健康や暮らしに役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_