宅配便の受け取り コンビニ指定でポイント獲得ポイント賢者への道(71)

NIKKEIプラス1

写真はイメージ=PIXTA
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宅配便の事業者がポイントサービスを始めています。ネット通販の拡大とそれに伴う配達員不足が背景にあるようですが、利用者にとってもメリットがあるので紹介しましょう。

日本郵便は、荷物の受取場所に郵便局などを指定した人を対象にポイントを付与するキャンペーンを昨年から続けています。受取人不在で再配達の恐れがある自宅での受け取りを減らすのが狙いです。

大手の通販サイトなどでは最近、コンビニエンスストアなど、自宅以外を受取場所として選べるケースが多くあり、家を留守にしがちな層から好評です。日本郵便の「ゆうパック」の場合は郵便局やコンビニなどが選択肢になっています。

商品の注文時、郵便局での受け取りを指定すると60ポイントを獲得します。コンビニや宅配ボックス(はこぽす)での受け取りは5ポイントです。家を不在にして再配達を頼むときも、郵便局を指定すれば10ポイント受け取れます。

受け取るポイントの種類はdポイントやPontaポイントなどから選択できます。荷物の受け取り後に郵便局のサイトで、荷物の問い合わせ番号や自分の持つポイントカード番号を記入して申し込みます。

ヤマト運輸では今年4月から、荷物を送る際に「Tポイント」がたまるようになりました。荷物を宅配センターに持ち込むか集荷を頼んだ場合、Tカードを提示するとポイントが付きます。今後、コンビニからの発送時もポイントがたまるようになる予定です。

また会員制度「クロネコメンバーズ」への新規登録や、受け取りやすい時間帯を事前に指定しておく「Myカレンダーサービス」の初回設定時などにもTポイントを付与しています。宅配各社にとってドライバー不足は深刻です。ポイント付与の動きは今後も広がりそうです。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2018年7月14日付]

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