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掲載している図解やグラフをテンプレートとして無料でダウンロードできる「特典」もついている

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会社は組織とそれを構成する人で動く。誰かを説得し、組織を動かそうという場面で大事なのが「資料」だ。大がかりなプレゼンテーション用のスライドでも、少人数の会議で配る書類でも、資料がダメなら人には刺さらず、提案の採用はおぼつかない。今回の書籍「ドリルで学ぶ!人を動かす資料のつくりかた」は、様々な資料に使うグラフ・図解の型や作成のポイントを紹介。ドリル形式の練習問題も用意して、スムーズにスキルが身に付くよう工夫している。

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松上純一郎氏

松上純一郎氏

著者の松上純一郎さんは1980年生まれ。同志社大学、神戸大学大学院を経て、英イースト・アングリア大学の修士課程を修了しました。米戦略コンサルティングファームのモニターグループで外資系製薬会社のマーケティングなどを経験した後、非政府組織のアライアンス・フォーラム財団に参加。新興国への企業進出のサポートなどに携わりました。現在はコンサルティングや研修を手がけるルバート(東京・千代田)の代表取締役を務めています。

資料は「一人歩き」するようにつくる

著者は、コンサルタントとして多くの企業がつくった資料に接してきました。その多くは「情報が整理されておらず理解しにくい」「主張がわからない」資料で、読み解くのに多くの時間がかかったといいます。その背景には、資料の作成者が「プレゼンや会議で補足して説明すればいい」と考える事情があると、著者は指摘します。

 私は、ビジネスパーソンが作る資料というのは「一人歩きする」資料であるべきだと考えています。「一人歩きする」資料とは、自分の説明がなくても、誰にでも理解される資料のことです。説明が必要な資料だと、関係者に説明してまわることに時間が費やされていきますが、「一人歩きする」資料を作れば、自分の説明が不要なので資料説明の時間が節約され、より多くの人を巻き込むことが可能になります。
(1章 図解とグラフで人を動かす 7ページ)

説明不要の資料をつくるには、図解やグラフを効果的に使えるように「型」を学ぶのが効果的だと著者は述べます。紹介する図解の型は、互いに直接的な関係性のない要素を並べるのに適した「列挙型」、一つの事象に複数の要素があることを示す「背景型」など6種類で、それぞれどんな説明に向くか、作成のポイント、必要な部分を強調する方法などを詳細に解説しています。

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