裾野広がるゲーミングPC 火付け役は韓国製ゲーム連載 ゲーミングPC最前線(3)

デスクトップパソコンかノートパソコンかで言えばデスクトップが人気です。パーツを交換するだけでアップグレードができ、少ない投資で常に最新のパーツを使うことができます。ノートパソコンではこうはいきませんから。コアユーザーだけでなく、ライトユーザーもデスクトップを選ぶ傾向があります。売れ筋の価格帯は15万円程度です。

ノートパソコンを選ぶのは、パソコンを持ち運ぶことが多い方や、家の中でも移動してパソコンを使うという人たちですね。こちらの売れ筋は17万円程度になります。

とはいえ、「LANパーティー」と呼ばれる、参加者がPCを持ち寄ってローカルエリアネットワークに接続しゲームなどを楽しむイベントにもデスクトップを持ち込む人は多いんです。たとえば5月に開催された「C4 LAN」というイベントに当社も出展したんですが、ここでも大勢の人たちがデスクトップを持ち込んでいました。

――デスクトップを持ち込むのは大変そうですね。

会場に郵送で送ったり、小型のデスクトップをキャリーケースに入れて持ち込んだりと、皆さん工夫を凝らして持ち込んでいるようです。LANパーティーの参加者は、パソコンをカスタマイズすることに対する情熱も強く、凝ったデコレーションやイルミネーションを多くの人に見てもらいたいという気持ちもあるのでしょうね。

2018年5月11日~13日にベルサール高田馬場で開かれたLANパーティーイベント「C4 LAN 2018 SPRING」。参加者が会場に持ち込むパソコンには、キーボードやマウスだけでなく本体内部もイルミネーションが施されているマシンも少なくないという
「C4 LAN 2018 SPRING」にはドスパラもブースを出展。YouTubeチャンネルでイベントの模様を配信したり、声優やコスプレーヤーが登場するイベントも行った。来場者は10代から30代まで幅広かったそうだ

――LANパーティーを楽しむのはどんな人たちでしょうか?

ドスパラもC4 LANに出展して、YouTubeチャンネル「DosparaChannel」でイベントの模様を配信したり、参加者の方々とゲームをしたりしたのですが、10代から30代まで幅広かったですね。会場には男性だけでなく、20代の女性も多かった印象があります。

スマホ版PUBGも追い風に

――これから日本のゲーミングPC市場はどうなっていくと思いますか?

まだまだ盛り上がる余地はあると思います。やはりSNSの影響が大きい。ゲームを楽しむ人が増えるほど、SNSに流れる動画や情報も増えていきますから。

2018年5月に始まったスマートフォン版アプリ「PUBG MOBILE」も追い風になると考えています。これまでゲーミングPCのユーザーは、プレステなどの家庭用ゲームから入って、より本格的にゲームを楽しむためにPCへ移行するというユーザーが多かったのですが、それと同じ現象がスマホからも起こるのではないかと考えています。

PUBG MOBILEのプレー画像。敵を倒すとこの画像のように、敵が持っていた装備やアイテムなどが奪える
最後まで生き残ると、画面のように「勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!!」と表示される。「ドン勝」はゲーマーの間で流行語にもなった

◇  ◇  ◇

10代も巻き込んで盛り上がりを見せるゲーミングPC市場。次回はドスパラが出展したというLANパーティー「C4 LAN」の主催者に話を聞く。いったいどんなイベントで、どういった人たちが参加しているのか。

連載 ゲーミングPC最前線
【ショップに聞く】裾野広がるゲーミングPC 火付け役は韓国製ゲーム
【メーカーに聞く】ゲームは今やSNS ノートPC持ち寄りパーティーも
【メーカーに聞く】人気高まるゲーミングPC ゲーム動画でユーザー拡大

(文 辻村美奈=マイカ)

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