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通信遅いと1GBギフト LINEモバイル、最速目指す

佐野正弘のモバイル最前線

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NIKKEI STYLE

SNS利用時に通信量をカウントしない仕組み(ゼロレーティング)を導入し、大きな話題となった「LINEモバイル」。格安SIMや格安スマートフォン(スマホ)を販売するMVNO(仮想移動体通信事業者)の1つだ。だがサービス開始から約1年半で実質的にソフトバンクの傘下となった。2018年7月には従来のNTTドコモ回線だけでなく、ソフトバンク回線を用いたサービスも開始する。これまで通信速度が遅いというイメージが強かったが、キャリアの傘下に入ることでそのイメージを払拭できるか。

ドコモ回線とソフトバンク回線で違いはあるか

LINEモバイルは、ゼロレーティングとなる「データフリー」の適用範囲に応じて「LINEフリープラン」「コミュニケーションフリープラン」「MUSIC+プラン」と、3つの料金プランを用意しているが、どのプランも、NTTドコモ回線、ソフトバンク回線で料金は変わらない。NTTドコモから乗り換えるユーザーはNTTドコモ回線、ソフトバンクから乗り換えるユーザーはソフトバンク回線を選ぶのが、手持ちの端末をそのまま利用できるという意味では妥当だろう。

二つの回線で違いもある。一番大きいのは「遅い」イメージの払拭を狙って実施する「格安スマホ最速チャレンジ」。MVNO(ただしUQ mobileを除く)の中で、最も速い通信速度を目指す。具体的には、LINEモバイルの通信速度を定点観測してWeb上に公開し、測定時の速度が1Mbpsを下回った場合は、契約している料金プランに関係なく全てのユーザーに一律1GB分の通信容量をプレゼントするというのだ。このチャレンジはソフトバンク回線だけで行う。

また、ソフトバンク回線ではまだデータフリーの準備が整っておらず、18年秋からの提供になる。そのため7月、8月にソフトバンク回線を契約した人に対しては、契約した料金プランの高速データ通信容量を2倍にするキャンペーンを実施する。例えば3GBのプランに契約した場合は、6GB分の高速データ通信が行える。

対抗馬はKDDI傘下の「BIGLOBEモバイル」か

では、LINEモバイルに興味を持ったユーザーが対抗場として比較しておきたいサービスは何かというと、やはりKDDI傘下となったビッグローブが提供する「BIGLOBEモバイル」であろう。

BIGLOBEモバイルもKDDIに買収された後、NTTドコモの回線に加え、親会社となったKDDI(au)の回線を用いたサービスを提供開始している。加えてオプションサービスという位置付けではあるものの、LINEのデータフリーに相当する、「YouTube」や「radiko.jp」などのサービス利用時にデータ通信量をカウントしない「エンタメフリー・オプション」も提供しており、LINEモバイルとの共通点が多いのだ。

そしてもう一つ、両サービスは、今持っているスマホのSIMカードを差し替えて使いたいユーザー向けにSIM単体の販売を重視する方針を打ち出している。BIGLOBEモバイルはKDDI傘下となった後、「SIM替え」とうたいSIM単体での販売強化を打ち出している。LINEモバイルも、「SIMだけを差し替えて利用する人が増えており、その数はサービス開始から2倍に増えている」(嘉戸社長)と話す。

では両者のサービスを比較した場合、LINEモバイルの優位性はどこにあるかというと、やはりLINEとの連携であろう。LINEモバイルは全ての料金プランでLINEがデータフリーの対象になるのはもちろん、MVNOで唯一LINEの年齢認証に対応しているため、18歳以上であればLINEのID検索が利用可能になる。ほかにもLINEスタンプや、LINEのポイントとの連携などLINEと連携した施策がいくつか用意されている。また狙い通りに進めば、「格安スマホ最速チャレンジ」もLINEモバイル独自の優位性になってくるかもしれない。

一方BIGLOBEモバイルの優位性は、1つは20GB以上の大容量プランが用意されていること。そしてもう1つはNTTドコモ回線に限られるが、インターネット接続サービスの「BIGLOBE接続サービス」利用時は月額200円、固定ブロードバンドの「ビッグローブ光」利用時は月額300円の値引きが受けられること。こうした点は、ビッグローブがインターネット接続サービス大手であるが故の優位性といえるだろう。

佐野正弘
 福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。

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