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通信遅いと1GBギフト LINEモバイル、最速目指す 佐野正弘のモバイル最前線

2018/7/17

2018年3月にLINEモバイルとの資本・業務提携を結んだことを発表する孫正義ソフトバンク会長

SNS利用時に通信量をカウントしない仕組み(ゼロレーティング)を導入し、大きな話題となった「LINEモバイル」。格安SIMや格安スマートフォン(スマホ)を販売するMVNO(仮想移動体通信事業者)の1つだ。だがサービス開始から約1年半で実質的にソフトバンクの傘下となった。2018年7月には従来のNTTドコモ回線だけでなく、ソフトバンク回線を用いたサービスも開始する。これまで通信速度が遅いというイメージが強かったが、キャリアの傘下に入ることでそのイメージを払拭できるか。

■ドコモ回線とソフトバンク回線で違いはあるか

ソフトバンク傘下となったLINEモバイルは18年7月2日に説明会を実施した。左は嘉戸彩乃社長

LINEモバイルは、ゼロレーティングとなる「データフリー」の適用範囲に応じて「LINEフリープラン」「コミュニケーションフリープラン」「MUSIC+プラン」と、3つの料金プランを用意しているが、どのプランも、NTTドコモ回線、ソフトバンク回線で料金は変わらない。NTTドコモから乗り換えるユーザーはNTTドコモ回線、ソフトバンクから乗り換えるユーザーはソフトバンク回線を選ぶのが、手持ちの端末をそのまま利用できるという意味では妥当だろう。

二つの回線で違いもある。一番大きいのは「遅い」イメージの払拭を狙って実施する「格安スマホ最速チャレンジ」。MVNO(ただしUQ mobileを除く)の中で、最も速い通信速度を目指す。具体的には、LINEモバイルの通信速度を定点観測してWeb上に公開し、測定時の速度が1Mbpsを下回った場合は、契約している料金プランに関係なく全てのユーザーに一律1GB分の通信容量をプレゼントするというのだ。このチャレンジはソフトバンク回線だけで行う。

また、ソフトバンク回線ではまだデータフリーの準備が整っておらず、18年秋からの提供になる。そのため7月、8月にソフトバンク回線を契約した人に対しては、契約した料金プランの高速データ通信容量を2倍にするキャンペーンを実施する。例えば3GBのプランに契約した場合は、6GB分の高速データ通信が行える。

LINEモバイルのNTTドコモ回線、ソフトバンク回線の違い

■対抗馬はKDDI傘下の「BIGLOBEモバイル」か

では、LINEモバイルに興味を持ったユーザーが対抗場として比較しておきたいサービスは何かというと、やはりKDDI傘下となったビッグローブが提供する「BIGLOBEモバイル」であろう。

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