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「現金が残らない」子育て夫婦 家計で誓ったある決別 家計再生コンサルタント 横山光昭

2018/7/11

写真はイメージ=PIXTA

「クレジットカードの支払いが多いせいで、お金がたまらない」。今回、相談に来たのは、共働きで主婦のNさん(37)。4歳と2歳の子供を保育園に預け、会社員の夫(38)と二人で働いています。世帯収入は少なくないほうだけれど、現金がなかなか手元に残らず、思うようにためられないのです。

■「ポイントがたまり、満足」…カード払い増える

話を聞くと、Nさんの支払い手段に原因がありました。主に利用するのはクレジットカード。「小銭が邪魔にならないし、ポイントもたまる。分割で支払うこともできる。家計がピンチのときほど、便利なツール」だと話します。ポイントをためれば商品券やお鍋といった商品をもらったり、「1ポイント当たり1円分」で使うことも可能。「単純に現金払いをするよりもお得に買い物ができる」と言います。

Nさんは徐々に支払い手段をクレジットカードに変えていきました。夫婦の給料が入った2日後には、クレジットカードの支払い日が来てしまいます。さらに家賃や水道光熱費、通信費、生命保険料、保育料などの口座引き落とし分を差し引くと、残りは12万円ほど。さらに夫婦の小遣いを引き出すと、生活費に充てられる現金は6万5000円ほどしか残りません。その約半分は食費に使い、残りは日用品代や子どもに必要な支払いに消え、いつも生活費不足となります。

こうなるともう、悪循環です。可能限りカードで支払う、「翌月の支払いが大変そうだ」と思ったら分割払いやリボルビング払いに切り替える、翌月にはもう現金が手元に残らない……。それでもカード払いを使い続ければポイントはたまります。そのポイントの増え具合を見ては、満足していました。

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