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もうかる家計のつくり方

「現金が残らない」子育て夫婦 家計で誓ったある決別 家計再生コンサルタント 横山光昭

2018/7/11

 こうして3カ月ほど経過すると、少しずつカード払いが減り、給料日後のカード払いの金額も少なりました。必然的に、いつもより多くの現金が残るようになります。効果を感じたNさん。次は通信費の高さが気になり、格安スマホに変えて支出を減らしました。娯楽費や日用品などもできるだけ現金払い。現金で払うと、カード払いに比べ減り具合がリアルタイムでよく分かり、買い物も必要なものだけに絞りました。

 半年もするとほとんどを現金払いでやりくりできるように。支出は総額で月7万7000円削減できました。「意外とできるものですね」とNさんは嬉しそう。これからも長期で見て、ゆっくり支出を減らしたいそうです。

■ポイント目当てに使いすぎは×、自らの支出把握を

 「持つと使いすぎる人」に、後払い式のクレジットカードは向いていません。カードを使いたいなら、即時決済のカードを使うほうがよいです。Nさんにそう伝えると、「私もこれからはデビットカードやプリペイド(前払い式)カードを使いたい」。まじめなNさんならきっと、もう失敗しないでしょう。

 キャッシュレス社会化が進んでいて、クレジットカードブランドが付いたデビットカード、プリペイドカード、電子マネーなど現金以外の決済方法が普及しています。海外のキャッシュレス社会の様子もよく報道されますが、今の日本はまだ現金社会。カードの使い方に慣れておらず、ポイント目当てに使いすぎて家計を悪化させる人も少なくありません。付加価値は大切かもしれませんが、生活者としては惑わされないようにしたいです。

 自分のお金の使い方が把握できるまでは、カード払いは控え、様子をうかがいましょう。自分の支出傾向を把握し、現金と同じ買い物の仕方でカード払いができるようになれば、問題ないでしょう。

(「もうかる家計のつくり方」は隔週水曜更新です)

横山光昭
(株)マイエフピー代表、mirai talk株式会社取締役共同代表。顧客が「現在も未来も豊かな生活を送ることができる」ことを一番の目標に、独自の家計再生・貯金プログラムを用いた個別の指導で、これまで1万件以上の赤字家計を再生。著書は累計100万部を超える『年収200万円からの貯金生活宣言』シリーズ、累計65万部の『はじめての人のための3000円投資生活』シリーズがあり、著作合計88冊、累計270万部となる。講演も多数。

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