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コスト・利回り… 為替ヘッジ型の債券投信どう選ぶ?

日経マネー

2018/7/19

写真はイメージ=PIXTA
日経マネー

株式投資ほどのリスクは取れないが、分散投資でリスクを下げつつ少しでも資産を殖やしたい。こんなニーズに応えた商品として、投資信託が人気を博している。ただ、一口に投信といっても中身は多種多様。自分に合った商品を見つけるには、どうすればいいのか。投信初心者の疑問をプロが分かりやすく解説する。

◇  ◇  ◇

Hさん(以下、H) 株式相場がどうも不安定ですね。ここ数年で利益は十分出たし、そろそろ債券の比率を高めようかと思っています。

吉井崇裕(以下、吉井) 投資対象を分散させるのはいいことですね。

H より安定した運用にするため、為替リスクを取らない「為替ヘッジ型」の債券投信の方がいいかなと考えているのですが。

吉井 その場合、為替ヘッジコストと債券利回りの水準を比較することが大切です。米国の政策金利が段階的に引き上げられているので、特にドル建て債券についてはよく検討する必要があります。

H コストってどれくらいですか。

吉井 為替ヘッジコストはおおむね、2つの通貨の短期金利の差。足元で、ドルのヘッジコストは年2%強。一方、ユーロはゼロ近辺です。

H ということは、ドル建て債券は為替ヘッジなしを、ユーロ建て債券は為替ヘッジありを選んだ方がいいということですね。

吉井 ヘッジコストの観点でいえば、そういうことになります。

H 債券利回りの水準は?

吉井 主要なインデックスで見た場合、先進国債券の最終利回りは年1.8%程度です。

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