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きな粉や黒ゴマ、新感覚韓国かき氷 夏のひんやり美味

2018/7/11

韓国かき氷ブームの火付け役となった韓国発の店「ソルビン」の「きな粉餅ソルビン」(850円)

じりじりと暑い夏が到来した。気温が30度を超えるような日に口にしたいのは、さっぱりとした氷菓子。そこでこの夏、注目したいのは韓国発のかき氷。実はこの2年ほどで日本に新感覚の韓国かき氷店が急増しているのだ。

口火を切ったのは、2016年に初上陸した「ソルビン」。2013年に釜山に1号店を開いた新しいタイプの韓国かき氷のパイオニアだ。創業者のチョン・ソンヒさんは、10数年前飲食ビジネスを学びに来日したが、そのときの体験をきっかけに同店を開いた。韓国では当時、若者に振り向かれない伝統菓子が、日本では時代の変化を取り入れながら広い世代に受け入れられていたからだ。

韓国の伝統菓子といえば、餅やきな粉、アズキあん、ゴマ、イモなどを用いたお菓子。これらを使った新しい商品はできないかと考えた末にたどり着いたのが、「雪氷(ソルビン)」だった。ミルク味のかき氷で、粉雪のように細かく削られた氷を用いている。

韓国では昔から、アズキあんをトッピングしたかき氷、パッビンス(パッがアズキ、ビンスがかき氷)が親しまれており、「雪氷」を使ってこれを現代的にアレンジ。伝統菓子の食材を使うほか、フルーツを華やかにトッピングしたメニューを開発し、爆発的な人気を得た。

「ソルビン」は今や韓国国内で約500店舗を展開するほか、上海やバンコクにも出店。日本では現在、東京・原宿の本店をはじめ、博多、仙台など5店舗を展開する。

落ち着いた雰囲気の「ソルビン 原宿」内観 若い女性客が多いが平日の午前中など時間帯により幅広い客層が訪れる

日本進出1号店である「ソルビン 原宿」を訪れた。1番人気は、「きな粉餅ソルビン」。ミルク味のかき氷の上にたっぷりときな粉がかかり、軟らかな求肥を思わせる餅やアーモンドがトッピングされたものだ。フルーツなどを使ったカラフルなかき氷もある中、地味なことこの上ない。メディアで紹介される華やかな韓国かき氷を見て、インスタ映えが人気の理由ではないかと推し量っていただけに意外だ。

粉っぽいきな粉とかき氷は合わないのではないかと思ったが、きめ細かな氷にはきな粉がよくなじむ。和菓子を食べているような感覚だ。アーモンドや餅で食感に変化も生まれ、最後まで食べ飽きない。

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