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大人の投資セミナー盛況 アプリで株取引を模擬体験 「対面型」の講座も充実、未経験者の背中押す

2018/7/15

ファイナンシャルアカデミーの授業風景(6月、東京都新宿区)

 現役世代の間で資産運用の基礎を学ぶ投資教育が広がっている。スマートフォン(スマホ)で気軽にイロハを学んだり、セミナーに足を運んだりとアプローチはさまざまだ。個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」など資産運用の税制優遇は充実してきたが、投資そのものの敷居を高いと感じる個人はなお多い。投資教育が果たす役割がこれまで以上に高まっている。

 最近、急速に存在感を高めているのがIFAと呼ぶ金融アドバイザーだ。証券会社などから独立した立場で、個人の資産形成を支援する。その代表格であるファイナンシャルスタンダード(東京・千代田)。東京を中心に毎月数回開くセミナーは参加者が増え続けている。

■相場先行き語らず

 ユニークなのは相場の先行きを決して語らない点にある。長期の資産運用で重要な役割を担う投資信託に焦点を当て、いかに賢く運用すべきかを説く。

 投信ではテーマ型と呼ばれるはやりものは避け、実績のあるファンドマネジャーが運用するものを選ぶ。毎月分配型も含めて、気付いたら預けた資産が目減りしているような事態に陥らないためのヒントも得ることができる。

 講座に参加した神奈川県の会社員、高野翔さん(20歳)は「投信で引っかかってはいけないポイントがわかった」と満足げだ。IFAのセミナーには投資初心者だけでなく、経験者の参加も多い。販売成績にこだわる証券会社の営業マンよりも、個人の年齢やライフプランに沿って提案してくれるとの期待があるからだ。

 投資教育のセミナーで先行してきた日本証券業協会も、現役層の運用ニーズの高まりを肌で感じている。初心者を対象に「はじめての資産運用講座」を全都道府県で開催。基礎編と実践編にわかれ、教材を使いながら株式や債券など金融商品の仕組みを教わる。

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