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つみたてNISA、コツコツ効果が高い投信は?

2018/7/14

今年から始まった積み立て方式の少額投資非課税制度「つみたてNISA」。利用者が購入する商品の上位には、様々な海外株の指数に連動するインデックス型投信が並ぶ。しかし各指数の長期の値動きや積み立て効果はあまり知られていない。何を選んだらいいのか考えてみよう。

つみたてNISAは毎年40万円を上限に、20年間運用益が非課税だ。金融庁は2日、3月末時点の口座数が約51万、利用者の7割が50歳未満だと発表した。若年層にコツコツ投資が浸透しつつある。

■国際分散投資への関心高く

つみたてNISAの口座数が最多のSBI証券の5月の対象投信ランキングでは、上位の大半が海外株指数連動のインデックス型だ。国際分散投資への関心は高い。

主要な海外株指数の成績は時期によって異なる。過去20年では新興国株の上昇率が高い(グラフA)。代表的な指数は「MSCIエマージング」だ。一方、過去10年に限ると先進国株の上昇が目立つ(グラフB)。代表は日本を除く先進国を対象とする「MSCIコクサイ」だ。過去10年は先進国の中でも特に、米国株の成績が良かった。連動指数には「S&P500種株価指数」などがある。

■「積み立て=新興国株」と決めつけは危険

表Cに各指数のリスク(標準偏差)を示した。この値が大きいほど上にも下にも値動きが大きくなる。先進国株は約20%、新興国株は約25%。つまり、新興国株の方が値動きのブレが大きい。

つみたてNISAでは毎月金額を決めて、コツコツと投信を購入する。積み立て投資の利点は株価が低いときに量を多く買い、高いときに量を抑えられること。値動きのブレが大きいほどこの効果が強まりやすいと一般に説明されるため、積み立て投資の対象に高リスクの新興国株投信を薦める向きも多い。しかし、過去の成績を見ると必ずしもそうではない(表C)。

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