レンタル普段着、定額でお届け スタイリストが選定エアークローゼット社長 天沼聰氏

「例えば、通常、洋服は倉庫のラックに保管していて、どれをピックアップするかの指示に従い、人間が取りに行きます。しかし、我々の倉庫ではロボットが走り、ラックを持ち上げて持ってきます。つまり、人間は移動しなくてすみ、ピッキング作業を効率化できます。また、人の通路を考える必要がなくなるので、保管スペースの効率が圧倒的に上がるのです」

■自社で自由にできる状態をつくる

――なぜデータやITを活用した取り組みを自社で進めているのですか。

「スタートアップだと、あえてネットだけに事業を絞ったり、委託先に業務を全て任せたりというところが多いですが、私はそうしたことが好きではありません」

「本質的なサービス品質、ユーザー体験の品質を高めたいと考えたときに、自社サービスの改善を他社に委ねるのは本来あるべき姿ではないからです。サービスのコアとなっている部分は、自社で自由にできる状態とすることが大事だと思います」

――今後、どのような展開を考えていますか。

「我々は『女性向けの洋服のレンタル』をしたいと考え、サービスを立ち上げたわけではありません。『人々のライフスタイルの中にファッションとのワクワクする出合い体験をつくりたい』との思いが出発なのです。今後は女性に限らず、メンズやシニア、あるいはマタニティー限定など、幅を広げていきたいと考えています」

今後は女性に限らず、メンズやシニアなど幅を広げていく

「またパーソナルスタイリングに注力をしているので、一人ひとりに合った洋服を提案する、その品質を高めていきます。年内にはアクセサリーの展開もスタートするので、これにより、ファッションとの出合いの幅を広げることができると思っています」

天沼聰氏
1979年生まれ。2002年英ロンドン大卒、アビームコンサルティング入社、IT・戦略系のコンサルティングに従事。11年楽天入社、ウェブのグローバルマネージャーを務める。14年ノイエジーク(現エアークローゼット)設立。千葉県出身。

《会社概要》
社名:エアークローゼット 設立:2014年7月 所在地:東京都港区 資本金:約8億円 事業内容:ファッションレンタルサービス「airCloset」、ファッションレンタルショップ「airCloset×ABLE」、パーソナルショッピングアプリ「pickss」の企画・開発・運営

文:FACY編集部 岩崎佑哉(https://facy.jp/) 写真:長井太一

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