レンタル普段着、定額でお届け スタイリストが選定エアークローゼット社長 天沼聰氏

――実店舗も展開しています。

「16年秋から、賃貸仲介のエイブル(東京・港)と提携し、東京・神宮前にファッションレンタルショップをオープンしました。『体験』をサービスのコアに置いているので、実際にものに触れ、コミュニケーションできる場がほしかったからです」

自社倉庫に10万着以上の洋服を持っている

「加えて、オンラインよりも店舗の方がパーソナルスタイリングの際に顧客とのやり取りが多くなるので、さまざまな質問を試すことができます。これまでにない質問項目を問いかけて、その顧客を一層知ることができれば、オンラインに反映して、品質を高められると考えています」

■ユーザーデータを活用して研究も

――顧客から集めたデータはどのように活用していますか。

「レンタルした洋服を着用した顧客の感想をデジタルデータ化しています。データがどんどん蓄積されていくので、現在では人工知能(AI)の専門家を顧問として迎え、アルゴリズム(計算手順)を使って個々の趣味趣向をより理解できるように研究を進めています」

東京・神宮前に実店舗も構える

「ITはあくまでもツールです。そのツールをどう使うのか。その勘所がファッション業界にもどんどん入ってくると面白いと思っています。当社のデータの考え方も、ITのテクノロジー企業では当たり前かもしれませんが、それをファッションに導入するところがこれまでにないところです」

――あらゆるモノがネットにつながるIoT化にも取り組んでいます。

「現在は倉庫に10万着以上の洋服を保管しています。我々の事業は、取り扱う洋服の点数が多く、またシーズンを重ねるごとに点数も増えていきます。このため、大和ハウス工業グループと、AIやIoT、ロボットを活用した倉庫内作業の最適化、効率化を目指す研究開発に取り組もうとしています」

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