DAOKO・あいみょん… 「検索時代」に躍進する歌姫

日経エンタテインメント!

スマートフォンの普及により、10年前と比べて音楽を聴く手段が多様化している今、女性ソロシンガーで躍進しているのがDAOKO、あいみょん、足立佳奈の3人だ。いずれも「検索時代」に対応して、発見されるためのフックを数多く仕掛けて注目度を高めている。

DAOKO 1997年生まれ、東京都出身。15歳の時に「ニコニコ動画」に投稿した楽曲で注目を集め、2012 年にインディーズ、15年にメジャーデビュー。17年発売の『打上花火』のミュージックビデオの再生回数は1億回を超える。17年12月に2ndアルバム『THANK YOU BLUE』をリリース

日本レコード協会調べによる「主な音楽聴取手段トップ15」を見ると、音楽の楽しみ方の多くがスマートフォンで利用できるもので、トップはYouTubeだ。CDショップで新曲のリリースを知ってもらえた時代とは違って、現在は新旧のばく大な楽曲が混在するYouTubeの中から、わざわざ検索して発見してもらう必要がある。

Billboard JAPAN調べ。CDセールスに、ダウンロード数、ストリーミング回数、YouTubeの再生回数などが加味される

そんな状況の中で、女性ソロアーティストで昨年大きく躍進したのがラップシンガーのDAOKOだ。17年8月にリリースした『打上花火』は「2017 Billboard JAPAN総合ランキング」で3位に入り、邦楽では星野源の『恋』に次ぐ。このランキングは音楽セールスに加え、ダウンロード数、ストリーミング回数、YouTubeの再生回数なども反映する、まさにスマートフォン時代の複合ランキングだ。

彼女はこの「検索時代」に対応するため、様々なメディアで積極的に展開をしてきた。SNSでは、中学生の頃に「ニコニコ動画」にラップ曲を上げていたことが15年のデビューのきっかけとなり、16年にはライブの模様を「LINE LIVE」で生配信して若い世代にアピールをしている。

ファン層の違う歌手とコラボ

そして作年のヒット曲『打上花火』は、アニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(17年8月公開)の主題歌となったタイアップ曲であり、しかも人気急上昇中の男性シンガーソングライター米津玄師とのコラボレーション楽曲だった。その後も、主に30~40代が支持する岡村靖幸や、米アーティストのBECK、若手人気バンドのD.A.N.といった異なるファン層を持つミュージシャンとのコラボ楽曲を立て続けにリリース。昨年末にはハイエンドなファッション誌『装苑』の表紙を飾り、女性支持もしっかりと獲得している。

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