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深刻な病気治療も自己負担軽く 高額療養費制度を知る 知って得するお金のギモン

日経ウーマン

2018/7/12

「高額療養費制度」で医療費が軽減できる(写真はイメージ=PIXTA)
日経ウーマン

 先日、初期の乳がんと診断された友人が手術を受けることになりました。体調の心配は当然ですが、これからの生活、家族、仕事、そして医療費のことと、不安の種は尽きないようです。そんな彼女に「医療費が高額になると負担が軽減されるから、月9万円程度で済むのよ」と話してあげると、ひどく驚いていました。今回は、医療費を軽減してくれる「高額療養費制度」のお話をしましょう。

■月9万円を超えると超えた部分の医療費が戻る

(イラスト:いいあい)

 私たちが病院の窓口で支払うのは、本来の医療費の3割で済みます。これは健康保険のおかげ。ところが、手術を受けたり治療が長引いたりすると3割でも負担が重くなります。その負担が一定額を超えたときに「払い戻し」をしてくれるのが健康保険の「高額療養費制度」です。

 ある月に病院の窓口で支払った医療費のうち、限度額(自己負担限度額)を超えた部分を健康保険から払い戻してもらえます。限度額は年齢や所得によって異なります(*1)。冒頭の友人を例に限度額を試算してみましょう。

 例えば医療費が月100万円かかった場合、3割の30万円を窓口でいったん払います。友人は40歳、年収450万円の会社員なので、高額療養費制度では「70歳未満、年収約370万~約770万円」という区分(*1)に該当します。医療費100万円の場合の自己負担限度額を所定の計算式で計算すると8万7430円。つまり支払い済み30万円のうち、8万7430円を除いた21万2570円が健康保険から払い戻してもらえます。

 なお、一部の健康保険組合は独自に「付加給付」という制度を定め、さらに自己負担限度額を低くしています。健康保険証に書いてある健康保険組合のウェブサイトで、付加給付の有無を確認してみましょう。

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