結婚かお一人さまか 人生の選択で変わるマネープラン人生とお金の分岐点をマネーハック(2)

昭和の死語かもしれませんが「独身貴族」とうそぶいて、収入のほとんどを遊興費に回しているヒマはないのです。

iDeCoやつみたてNISAをフル活用する

お一人さまは遅くとも45歳まで、できれば30歳代の後半から自分の将来に向けた資産形成をスタートしたいところです。年収の10%以上を貯蓄や投資に振り向けることが目標ですが、実行できれば老後は経済的にかなり安定します。

これはお一人さまに限ったことでありませんが、個人にとって最善の運用は個人型確定拠出年金(iDeCo)や積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)に加入して毎月数万円を積み立てることだと思います。この制度は長期運用を前提としているため、老後の資金づくりに適した内容になっています。税制優遇措置もあり、フル活用したいところです。

また、お一人さまの心配は持ち家の確保です。賃貸物件の場合は家賃を将来にわたって払い続けなければなりません。これは老後の家計のかなりの圧迫要因です。もし、兄弟姉妹がいて親の不動産を相続できない場合は、住宅を早めに取得しましょう。住宅ローンは定年までに完済できるプランにしておきましょう。

お一人さまはすべてのお金の問題もお一人で解決するということです。お金や法律の知識を常に勉強することはもちろん、この分野に詳しい知り合いを見つけておくことも有効でしょう。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
山崎俊輔
フィナンシャル・ウィズダム代表。AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」(日経BP)など。http://financialwisdom.jp
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