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ビースタイル「しゅふJOB総研」の川上敬太郎所長

ビースタイル「しゅふJOB総研」の川上敬太郎所長

パートタイム派遣など主婦層に特化した人材サービスを提供するビースタイル(東京・新宿)は、専門知識やスキルのある主婦を労働時間が短い「時短正社員」として企業に紹介するサービスを2018年に本格スタートした。人材マーケットでは仕事の経験と実績が豊富な「ハイキャリア主婦」を即戦力として採用したいとの期待も高まっているという。主婦の働き方はどう変わるのか。ビースタイルの調査研究機関「しゅふJOB総研」の川上敬太郎所長に聞いた。

ハイキャリア主婦、即戦力なら厚遇

──ハイキャリア主婦の雇用情勢はどうですか。

「当社は12年から、育児や介護、フリーランスとの両立などで勤務時間に制約があるハイキャリア層を対象とする人材サービス事業を『スマートキャリア』と名付けて展開してきました。専門知識やスキルがあるのが条件で、登録者の64%が過去の年収が500万円台以上です。1000万円台だった人も5%います」

「ハイキャリア主婦には即戦力としての期待が高く、企業からの引きも非常に強いです。スマートキャリアが依頼を受けた求人の平均時給は2300円超で、一般的なパート・アルバイト時給の倍以上になります。最高時給額も17年後半は4000円から5000円で推移し、18年5月は採用コンサルティングの仕事で最高時給額7000円を記録しました」

「ハイキャリア主婦の雇用拡大は、今後も続くとみています。企業と求職者の双方の需要増を見込み、18年1月には時短正社員に特化したサービスを始め、3月には専任者を置くなどサービスを強化しています」

主婦の活躍目立つITベンチャー

──主婦層をうまく使いこなしているのはどんな業界ですか?

「IT(情報技術)ベンチャーです。人材確保に積極的なのに加え、業務を切り分けてタスクごとに発注しやすい体制になっているからです。任せたい仕事のイメージや達成すべき目標が明確だと働きやすいし、成果も出しやすくなります。これはシニアや外国人を雇う場合も同じです。在宅でも仕事ができるなど、主婦が働きやすい環境なのも大きいと思います」

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