2018/7/6

美味しいお金の話

ソフトバンクが提供する「あんしん保証パック with AppleCare Services」は月額1160円。AppleCare+と同じく、3400円、1万1800円で画面の修理・端末の交換ができますが、盗難や紛失については、会員価格で新しい端末を購入できるにとどまります。

少額短期保険は購入店や端末の種類に制限なし

アップルストアや大手キャリアといった購入場所に縛られず、万一に備える選択肢として、少額短期保険への加入が挙げられます。端末はiPhoneのほか、アンドロイド端末やタブレットなども対象にできます。

さくら少額短期保険株式会社(東京・豊島)の「モバイル保険」、株式会社エム・アール・ジー(東京・新宿)の「モバイル補償」などの商品があります。

モバイル保険は月額700円の保険料で、年間最大10万円まで何度でも補償を受けることができます。スマホだけでなく、スマートウォッチなど最大3台(主端末1台、副端末2台)まで補償の対象とすることができます。

モバイル補償は月額400円、同600円、同800円と3つのプランから選択できます。年間の補償限度額は5万~10万円、年間の補償回数は3回~無制限となっています。盗難は対象外です。

手元のお金で賄えるなら補償サービスに加入しない手も

保険に加入する場合の判断基準は「起こる確率は低く、起きたときに自分の預貯金では手に負えないような事象に備える」というのが原則です。こうした事象に備えるのであれば、保険の商品特性が効果的に生かせる可能性が高くなります。そのため、自分で賄えるのであれば、スマホに保険をかけないという判断も間違ってはいないでしょう。

特に、外出が少ない・分厚いスマホカバーを常用としているなど画面が割れる可能性が低い人は加入しない判断もありそうです。

一方で、iPhoneなどの端末価格も修理費用も高価になるモデルのスマホを持つ場合、保険で備えることで安心感を得られる人も多いでしょう。頻繁に端末を買い替える人の中には、旧端末を売却する人も多いため、保険を使ってきれいにメンテナンスをしたほうが、下取り価格を高く維持できるなどのメリットもあります。

安心感と費用負担感のバランスを考えよう

頻繁に端末を買い替えて、古い端末を下取りに出す人の場合、1年や2年で支払う保険料総額の元を取るのは比較的簡単でしょう。

今回紹介した中では、auの「AppleCare+ & au端末サポート」が月額1190円と、金額だけでみると一番高いものになりますが、1年間の総支払額は1万4280円、2年間の総支払額は2万8560円です。補償サービスに未加入で画面を修理すると3万1800円かかりますが、加入していれば3400円で済むため、差し引き2万8400円の出費を抑えられる計算です。つまり、1度の画面修理だけで保険料総額と同等か、それ以上の補償を得ることになり、交換後に旧端末を売却する場合も、きれいに修理されていれば、下取り価格が高くなる可能性も出てきます。

iPhoneのフォルムに魅力を感じている人はカバーを付けないことも多く、ちょっとしたことで傷が付き、修理や交換になることが比較的起こりやすいかもしれません。夫もそうしたタイプですが、5年間で2回、本体を取り換える事態に遭遇しています。日ごろの行動で考えると、私のほうがそそっかしく、落としている回数も多いと思うのですが、私はカバーをしているためか、今まで画面が割れたことはありません。

自分のスマホとの付き合い方に合わせて、どんな補償サービスなら安心か、費用はどこまで負担できるか、検討してみるといいでしょう。

(特筆がない場合、価格は税抜でiPhoneXの金額。モデルが違うと価格も異なる)

風呂内亜矢
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳でマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始める。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。最新刊『ほったらかしでもなぜか貯まる!【なぜたま!】』(主婦の友社)など著書・監修書籍も多数。管理栄養士の資格も持つ。http://www.furouchi.com/
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