24時間眠らない街といわれる米ラスベガス。大人の街のイメージだが、実はアウトレットモールのすぐ近くに子供向け施設があるなど、テーマパークのようなホテルの数々は家族で訪れてもなかなか楽しい。どんな年代でも楽しめるラスベガスの穴場や遊び方を案内しよう。

ネバダ州ラスベガスは、年間約4300万人もの観光客が集まる街。日本から直行便はないが、ロサンゼルス国際空港から約1時間15分、サンフランシスコ国際空港から約1時間30分でラスベガスのマッカラン国際空港に到着する。空港から中心部であるストリップと呼ばれる大通りまでは、渋滞がなければ車で約15分で着くというのがいい。


ラスベガスは、まずホテルがテーマパークのようで楽しい。パリ、ニューヨーク、古代エジプト、古代ローマ、ベネチアなどをテーマにしているホテルを巡れば、それだけで世界一周気分が味わえる。ホテル「ニューヨーク・ニューヨーク」の中には遊園地のようにローラーコースターも。
そして、ホテルの客室仕様も「シーザーズ・パレス」のようにジャグジーバスのある部屋や「ヴィダラ・ホテル&スパ」のようにキッチン付きのスイートなどバリエーションが豊富。
ホテルには、音楽に合わせて水が踊るような「ベラッジオ」の噴水ショーや迫力ある火山の爆発が見られる「ミラージュ」の噴火ショーなど、毎日行われる無料で楽しめるアトラクションもあちこちにある。

ホテルではないが、ダウンタウンの「フリーモントストリート」では、ビルの8階ほどの高さがあるアーケード内で光と音のアトラクションが繰り広げられる。このアーケードの天井をスーパーマンが空を飛ぶような姿勢で滑降するアトラクションは痛快だ。

同系列のホテルを回る無料シャトルバスや路線バスも出ているが、ある程度の人数で移動するなら、日本ではありえない大きさのリムジンをチャーターしてみては。料金は会社によって異なるが1時間80ドルほどからある。内装も凝ったリムジンに乗り込んで街に繰り出すなんてそうそうできない体験だ。