夫婦で住宅ローン 借入増額も配偶者の収入減がリスク産育休など 団信の適用範囲にも注意

写真はイメージ=PIXTA
写真はイメージ=PIXTA

週末の夜、筧家のダイニングテーブルでは良男と幸子、恵の3人がテレビを見ています。画面に新築マンションのCMが流れ始めると、恵が「アッ」と声を出し、幸子と良男は何事かと振り返りました。

筧幸子(かけい・さちこ、48=上) 筧良男(かけい・よしお、52=中)  筧恵(かけい・めぐみ、25) 

筧良男 突然どうした?

筧恵 あのマンション、うちの会社の2歳上の先輩が今度買うのよ。すごくステキだわ。

良男 高級物件だ。若いのに相当の貯蓄があるのかな。

 先輩は結婚していて共働きだから夫婦でローンを組むらしいの。夫は転職したばかりで、1人だけでは借入希望額に届きそうにないから先輩と協力して借りることにしたそうよ。

良男 共働きは確かに増えているよね。ローンも夫婦で借りる例が増えているのかな?

筧幸子 住宅ローンのコンサルタント会社、MFS(東京・千代田)のコンサルティング事業部部長の福森隼介さんは「全体的な統計はあまり見ないが、共働き世帯の増加と都心の住宅価格高騰を背景に増えているのは間違いない」と話しているわ。夫婦で住宅ローンを借りる場合、方法は主に3通り。いずれの方法を選んでも、1人で借りるより通常は借入額を増やせることがメリットといえるわね。

 どんな方法があるの?

幸子 1つ目はペアローン。夫婦2人でおのおの1本ずつローンを借りる形ね。2つ目は連帯債務と呼ばれる形式で、夫婦の1人が主債務者、もう1人が連帯債務者となって借りるの。3つ目はこれに似ているけど、連帯保証といって、夫婦のうち1人が主債務者、他方は連帯保証人になるわ。

良男 どれを選べばいいんだい?

近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし