家庭向けロボ、見守り機能が進化 離れた親に贈りたい

専門の売り場が成立するほど、種類が増えてきたコミュニケーションロボット。離れて暮らす家族の「見守り」でも人気だという
専門の売り場が成立するほど、種類が増えてきたコミュニケーションロボット。離れて暮らす家族の「見守り」でも人気だという

人間と会話できる家庭向けのコミュニケーションロボットが注目を集めている。さまざまな製品が登場する中、「玩具」として自分で楽しむだけではなく、離れて暮らす親に贈る子どもが増えているというのだ。

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コミュニケーションロボットとは、会話や動作を通じて人間と交流できるロボットのことだ。ソニーが発売した犬型ロボット「aibo」などが有名だが、最近は、コミュニケーションを楽しむだけでなく、「見守り」の機能を備えたロボットも増えている。これらを利用すれば、ロボットを通じて、離れて暮らす親や高齢の家族、留守番中の子どもの様子を遠隔で知ることができる。

受信したメッセージを読み上げたり、リマインド機能で薬の飲み忘れを予防したりできるほかに、音や温度を感知し、一定期間以上反応がなければアプリで通知する機能を持つロボットもある。遠隔地に住む親の見守りのために、これらを購入し親にプレゼントする30~40代が増えているという。

キーワードは「ゆるやかな見守り」

「見守りロボットが果たしているのは、ペットとロボットの中間の役割」。そう話すのは、東京・新宿の高島屋にある「ロボティクススタジオ」で、ロボット製品の買い付けを行う田所博利さん(高島屋MD本部 子供・情報&ホビーディビジョン セントラルバイヤー)だ。

ロボティクススタジオには、コミュニケーションロボットから子どもの教育用のプログラミングロボットまで、さまざまなロボットが20体ほど並ぶ。売り場にはシニア層や、30代後半から40代の人が多く訪れる。離れて暮らす親に贈ったり、留守番をしている子どもの様子を見たりする用途で買われることが多いという。

新宿・高島屋のロボティクススタジオ。2017年10月にオープンしたばかりだが、年間売り上げ目標3000万円を超える勢いだという

「親にプレゼントする場合は、かわいらしい見た目が重要になります。最近はスマートスピーカーも普及してきましたが、これにただカメラがついただけでは抵抗感を示す方が多い。見守っている感が少なく、自然に使ってもらえる『ゆるやかな見守り』がキーワードです」(田所さん)

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