MONO TRENDY

津田大介のMONOサーチ

津田大介 BOSEの肩のせスピーカーは「日本向き」

2018/7/16

今回、津田大介氏が試用したのはBOSEの肩のせスピーカーSoundWear(直販サイトの価格は3万4560円)。さまざまな音楽を試聴してみた結果、見えてきたものは?

ジャーナリストの津田大介氏が気になるモノやサービスに迫る連載「MONOサーチ」。今回はBOSE(ボーズ)の肩のせスピーカー「SoundWear Companion speaker」(SoundWear)を試用した。前回取り上げた「Xperia Ear Duo」(記事「津田大介 耳をふさがないイヤホン、つけっ放しで真価」参照)と同様に、「耳をふさがずに音楽が楽しめる」ハードウエアだが、楽しみ方は異なるという。

■横になっても着けていられる

肩に引っ掛けるだけなので装着は簡単。手で曲げてフィット感を調節することもできる

SoundWearは、U字型に湾曲したネックバンド型のスピーカーだ。中には形状固定ワイヤが入っており手で曲げられるので、首や肩の形に合わせてぴったりフィットさせることができる。

重量は266g。肩にかけていてもほとんど重さは感じなかった。これなら装着したまま、仕事や家事もできるだろう。ベッドで横になった状態でも着けていられたので、横になってリラックスして音楽を聴くという楽しみ方もできる。ただし、女性や肩こりに悩んでいる人には、重く感じるかもしれない。不安な人はボーズストアなどで実際に試してみるといいだろう。

■ジャズ、ソフトロックは気持ちよく

SoundWearを装着して様々なジャンルの音楽を流してみたのだが、BOSEのスピーカーの中でもクセがあるように感じた。得意なジャンルと苦手なジャンルは分かれそうだ。ジャズやソフトロック、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)など、あまり激しくないジャンルは気持ちよく聴くことができた。

また、一音一音の分離がとてもよいので、ノイズやひずみの少ないハイファイな音楽を楽しみたい人にも向いているだろう。一方、左から右に流れる音や、右だけで鳴っている音が、どうしても中央寄りで聞こえてしまう。左右のステレオ感を楽しむ音楽には向いていなさそうだ。

■Xperia Ear DuoとSoundWearの違い

Xperia Ear DuoとSoundWearは「耳をふさがずに音楽が楽しめる」という点では同じだが、イヤホンとスピーカーという違いがあるので、自然と利用シーンは分かれる。SoundWearはスピーカーなので、音楽を流していると周囲にも聞こえる。基本的に利用する場所は室内に限定されるだろう。Xperia Ear Duoは音漏れをしないため、利用できる場所は多い。外出時に音楽を聴くだけでなく、オフィスで仕事をしながら使っていても周囲の迷惑にならない。

SoundWearを出張に持っていき、ホテルで音楽を聴いたりスカイプ通話などにも使ったりしてみたいが、大きいのでカバンに入れて持ち運ぶのが大変だ。コンパクトに折りたためるようになると、利用シーンがより広がりそうだ。

音質はスピーカーであるSoundWearのほうがよいと感じた。普段外で音楽を聴かない人は、こちらがいいだろう。肩にかけるだけで簡単に使えるのも便利だ。

外出時に音楽を聞かない人には、SoundWearが向いている

■日本の住宅に向いているコンセプト

SoundWearは、耳元にいつでもスピーカーがある状態なので、従来の据え置き型スピーカーとは異なり、部屋のどこにいても同じ高音質で音楽を楽しめる。実際に使ってみて、このコンセプトは日本のような住宅環境に向いていると感じた。

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