グルメクラブ powered by 大人のレストランガイド

週末は家めしクッキング

週末レシピ ラタトゥイユはごった煮じゃなくお煮しめ

2018/7/7

この季節、味の濃い夏野菜を使って作るラタトゥイユはお薦め

フランス人に「お袋の味は」と尋ねると、かなりの確率で野菜料理の「ラタトゥイユ」(Ratatouille)と返答がくる。家庭料理の定番でもあり、フランスのスーパーではチルド品も冷凍食品も種類が豊富だし、量り売りの総菜店などでも売られている。ビストロのようなカジュアルな店から、ドレスコードがあるような店まで、飲食店でも多く登場する料理だ。

夏野菜をたっぷりと使ったラタトゥイユ。作り置きができ常備菜にもなるので、この夏、チャレンジしてみよう。

ラタトゥイユとは、南フランスの郷土料理で夏野菜の煮込みである。タマネギ、ナス、ピーマンやパプリカ、ズッキーニなどをニンニクとオリーブ油でいため、トマトを加えて煮て作る。ローリエ、オレガノ、バジル、タイムなどのハーブ類を使うものもある。

注意してほしいのは、いためた野菜をトマトの水分で煮た料理ではあるが、「野菜とトマトのごった煮」ではないこと。野菜を順番に炒めてから、トマトを加えてサッと蒸し煮にする料理だ。

和食でいうところの、「お煮しめ」。これも本来は「ごった煮」にするのではなく、食材一つひとつの煮方に気をつかって火を通し、合せて煮染める料理だ。

ラタトゥイユの材料

<材料:(メインにするなら3~4人前)>

トマト2~3個 / タマネギ1~2個 / ナス 3~4本 / ズッキーニ 1~2本 / パプリカ(赤・黄) 各1個 / ピーマン 2~3個 / ニンニク 1~2片 / トウガラシ(タカの爪) 適宜 / トマトソース(今回はバジル、パセリ、オレガノ入り)1~2カップ / 塩・コショウ 各適量 / オリーブ油 適量

材料はこの時期に普通のスーパーで手に入るものばかり。しかし、ハーブ類をそろえるのは面倒な方もいるだろう。ハーブを入れなくてもラタトゥイユと呼ぶことはできる。ただ、入れた方がより南仏らしさが出てくる。フレッシュでなくとも、ドライハーブを使えばよい。ハーブ類を買いそろえずに、それらやワインが入って既に調味されたトマトソースに助けてもらう手もある。今回はトマトソースを使う作り方だ。

トマトソースといっても特別なものではなく、パスタソースでも、ピザソースでもかまわない。スーパーで市販されているトマトソースは種類が多いので、材料表記にハーブが含まれているものを選べばよい。チーズなどが入っているものは避けよう。トマトソースを使わずに作りたい方は、フレッシュトマトの量を多めにし、最後にハーブ類を加えよう。トマトを加える段で、白ワインを少量プラスしてもよい。

調理工程は驚くほど簡単。

・切る

・いためる

・煮る

たったこれだけで、あっと言う間に本格的なフランス料理ができあがるので、気軽に作ってほしい。

<作り方>

(1)野菜をそれぞれ乱切りにする

レストランなどでは、パプリカの皮をむいたり、トマトの皮もむいたり、それだけでなく種も丁寧に取り除いたりもする。まあ、家庭料理であればそこまでの必要はないだろう。ただし、トマトを皮ごと煮込むと食べた時に口当たりが悪いので、せめてトマトの皮だけはむいておこう。

グルメクラブ 新着記事

ALL CHANNEL