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巻き爪・食い込んだ爪 カールしないよう爪を広げる 足のアーチ崩れによる疾患(下)

日経ヘルス

2018/7/30

写真はイメージ=PIXTA
日経ヘルス

爪のフチが肉に当たって、指先が赤く腫れて痛い――。痛みを伴う巻いた爪や食い込んだ爪は、靴や爪の切り方を見直すと症状が改善することも。テーピングや付け爪によって、食い込んだ爪を広げる矯正治療が行われる。3回目は、巻き爪や陥入爪のセルフケアと治療法を見ていこう。

◇  ◇  ◇

(イラスト:なかがわみさこ、写真提供2点とも:青木院長)

足の爪トラブルが原因で、足の指先が痛い場合もある。ラクになれるセルフケアや治療法を紹介しよう。

爪は層構造になっている。表面の硬い層から内側の軟らかい層に向けて、端から曲がりやすい性質がある。髪の毛と同じように個性があり、爪のフチがクルンとカールしやすい人もいる。

「巻き爪」は爪のフチがカールして、爪が指先の皮膚に当たったり、皮膚を巻きこんだ状態を指し、ひどくなると、痛みが生じることもある。

巻き爪の原因は、外反母趾と同じように先が細いヒールのある靴を履くことにある。「足指が締め付けられ、爪が圧迫される」と、湘南台青木形成外科クリニックの青木文彦院長は説明する。外反母趾の足も巻き爪を起こしやすい。

(写真提供2点とも:青木院長)

加齢も原因になる。「指の皮膚に張りがなくなると、爪の巻く力に負けて指の組織に食い込みやすくなるから。足の横アーチが崩れて親指が浮いてしまうことでも起こる」(青木院長)。

治療法としては、爪にワイヤーを通して、両端のフチのカールを平たく矯正するケースが主だ。

一方、巻き爪と勘違いしやすいものとして「陥入爪」という病気がある。陥入爪とは爪のフチが皮膚に食い込んでいる状態で、やはり痛みが出る。陥入爪は平べったい爪でも起き、巻き爪と陥入爪が併発することもある。

(イラスト:谷小夏)

陥入爪は、主に誤った爪の切り方が原因だ。「爪を短く切り過ぎてしまったり、爪の角を切り落としてしまったりすると、爪が伸びるにつれて両端のフチが皮膚に突き刺さってしまう」(青木院長)。

痛みを和らげるために絆創膏を貼ると、傷の周囲がふやけて食い込みが余計にひどくなる。爪が伸びると痛みが増したりトゲができたりするが、再び爪を短く切らないことが大切。症状を進行させるからだ。

■しつこいウオノメは時間をかけて取り除く

(写真提供:青木院長)

ウオノメは骨や関節がある場所にタコができたもの。タコは体のどこでもできるが、足の場合、靴と骨などが内外から刺激することで、皮膚の角質層が立体的に増殖し硬く盛り上がる。角質が神経を圧迫するため痛みが生じる。

セルフケアとしては、市販品のサリチル酸が染みこまれたシートを何日間か貼り続けると、硬い塊を取り除くことができる。塊が取れると痛みが軽減する。「削ると傷ができるのでやらないほうがいい」と青木院長は言う。セルフケアが難しい場合は皮膚科や形成外科を受診しよう。

青木文彦さん
湘南台青木形成外科クリニック(神奈川県藤沢市)院長。1982年福島県立医科大学卒業。神奈川県立がんセンター、横浜市立大学医学部附属病院、同附属市民総合医療センターを経て、2000年開業。皮膚外科・外科・美容外科の診療にも当たる。

(ライター:福原麻希、構成:日経ヘルス 中西奈美)

[日経ヘルス2018年7月号の記事を再構成]

日経ヘルス 2018年 8月号

著者 : 日経ヘルス編集部
出版 : 日経BP社
価格 : 750円 (税込み)


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