新型カローラ「50年ぶり若返り」 若者振り向く?

日経トレンディネット

新型カローラの第1弾となるのは、5ドアハッチバックの「カローラ スポーツ」だ。1.2Lターボエンジン車と1.8Lエンジンのハイブリッド車を用意する
新型カローラの第1弾となるのは、5ドアハッチバックの「カローラ スポーツ」だ。1.2Lターボエンジン車と1.8Lエンジンのハイブリッド車を用意する
日経トレンディネット

トヨタ自動車は、ハッチバックの「カローラ スポーツ」を2018年6月26日に発表し、同日より販売を開始した。希望小売価格は、213万8400~268万9200円(税込み)。3月の米国ニューヨークモーターショーで世界初公開し、世界に先駆けて日本で発売した。

最大の特徴は若い世代をターゲットにスポーティなデザインにこだわったこと。これが国内で「カローラランクス」以来のハッチバック復活につながった。ボディーカラーも若い世代を意識して、鮮やかな赤や青のメタリックを含む全8色を展開。クルマがネットにつながるコネクテッド機能を搭載するなど、新たなクルマの楽しさも訴求する。

ボディーカラーは、若い世代を意識して新色を追加した

今回発売となった新型は、5ドアハッチバックで、低重心かつワイドなシルエット。切れ長のヘッドライトと大型のロアグリルを持つフロントマスクは、力強さと低重心を強調し、後方にかけて右肩上がりとなるサイドラインやウィンドーデザインのサイドビューは、疾走感を演出する。ラグビーボールをイメージしたという大きくラウンドしたリアスタイルもクルマをワイドに見せ、それが上質さや安心感につながっている。

ボディーサイズは、全長4375×全幅1790×全高1460mmとなり、カローラ初の3ナンバーに。ライバルとなるマツダ「アクセラスポーツ」は、全長4470×全幅1795×全高1470mmなので、このクラスとしては標準的なサイズといえる。

多くのトヨタ車では、フロントグリルに共通のトヨタエンブレムが与えられているが、カローラ スポーツは国内モデルに限って、新デザインの専用エンブレムを装着する。専用エンブレムを装着するのがカローラの伝統だ。

カローラ専用エンブレムを装着するのが伝統
次のページ
インテリアは上質なデザインに