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小沢コージのちょっといいクルマ

マツダCX-3 果てなき改良、値引きなしだからできる

2018/7/5

2018年5月に大幅に改良されたマツダのコンパクトSUV「CX-3」(希望小売価格は税込み212万7600~309万4480円)

2018年5月に大幅に改良されたマツダのコンパクトSUV「CX-3」。2015年の登場以来、約3年間で4回目と、短期間での「商品改良」を繰り返すマツダの狙いは何か。小沢コージ氏が開発者に迫る。

◇  ◇  ◇

最近のマツダの独自戦略に、フルモデルチェンジ後に頻繁に行う「商品改良」がある。こういった改良は一般的には「マイナーチェンジ」「フェイスリフト」などと呼ばれ、2年に1度ほどの割合で細かい意匠変更や性能アップをすることが多いが、マツダはあえて地味に「商品改良」と呼び、1年に1度、もしくはさらに短いスパンで最新技術や新装備を取り入れている。様々な車種を一括企画で手掛けるからこそなせる業だ。なかでもコンパクトSUVの「CX-3」の5月の大幅改良は、新型車として登場後、3年3カ月で4回目。いくらなんでも多過ぎるし、開発から販売まで仕事が大変過ぎやしないのか? 冨山道雄主査を小沢が直撃した。

■やはりやり過ぎではないですか

小沢コージ(以下、小沢) またまた行われたCX-3の商品改良。僕は勝手に「マツダのやり過ぎ商品改良」と呼んでますけど、ここまでやるのは一体なぜなんでしょう? さすがに開発部門も大変だと思うのですが。

冨山道雄主査(以下、冨山) 確かに発表から3年3カ月で4回目ですからね(笑)。そう見える部分もあるのかもしれません。ただ、逆に言うと先進安全機能にしろ、電装品にしろ、クルマは常に進化していくので、「このクルマには付いてるけど、このクルマには付いてない」というほうが変ではないですか。例えば「小型車には付いているのに高級車には付いていない」とか。要するにショールームコンディションを合わせたい。マツダのクルマならどのクルマでも等しく最新装備を味わっていただきたい。そうやってブランド価値も高めて行こうという考え方ですね。

小沢 そうは言ってもこんなに頻繁に行うのはマツダぐらいのものですよ。今回のCX-3はもちろん、2カ月前にも「CX-5」の商品改良が行われたばかりなのに(記事「ジミすぎる『オレ流改良』 マツダの新型CX-5」参照)。

冨山 それこそがウチの一括企画の良さで、そもそも新技術を開発するときに、ある特定の車種だけのものとはしないんです。全ラインアップに展開することを前提に作り込んでいるから、一つの車種に盛り込んだら、どんどん他の車種に盛り込むことができる。

新型車として2015年に登場して以来、3年3カ月で4回目の商品改良となった

■お客様の要望をすべてかなえる

小沢 ということは、これだけ頻繁に商品改良しても大して大変じゃないと? CX-5の他にも「CX-8」や「デミオ」「アクセラ」「アテンザ」や「ロードスター」などもつくっているわけだから、ヘタすると数カ月おきにどれかの商品改良を行っていることになりませんか?

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