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キーファー人気『サバイバー』1位 ドラマレンタル 2018年5月 海外ドラマ月間レンタルランキング

日経エンタテインメント!

2018/6/30

 海外ドラマで最大のスターといえるのが、『24-TWENTY FOUR-』のジャック・バウアー役で知られるキーファー・サザーランドだ。彼の最新作である『サバイバー』がTSUTAYA海外ドラマ月間レンタルランキングに初登場で1位に。今度は大統領としてテロと戦う役回りを演じて、ファンの期待を裏切らない活躍を見せる。

『サバイバー』(c)2017 The Mark Gordon Company and ABC Studios.
TSUTAYA調べ、1巻平均のレンタル数をランキング化したもの

 『サバイバー』は全米では2016年からABCで放送スタート。爆破テロ事件によって突如、大統領になった男が、混乱を極める米国全土をまとめながら、テロリストの正体に迫る政界サスペンスドラマだ。

 ストーリーはこうだ。一般教書演説中の連邦議会議事堂が何者かによって爆破され、議会と内閣は壊滅状態になる。大統領を含め上位の政治家は死亡したため、「指定生存者」として待機していた下級閣僚のトム・カークマンが、突如として大統領に任命される。カークマンは、不安定になった政情下で大統領として国を導く責務を負い、同時にテロ事件の犯人を捜し出すことに奮闘する…。

 指定生存者の制度は、テロなどで政府の機能が停止しないように、大統領の一般教書演説など閣僚や議員が一堂に会する場において、大統領継承権保持者のうち1人を安全な場所に待機させるもの。日本では耳慣れないこの制度を、ドラマの設定にうまく生かしたストーリーの妙にまず引きつけられる。

 キーファーが演じるカークマンが、無敵の活躍を見せた『24-TWENTY FOUR-』のジャック・バウアーと異なるのは、家庭を大切にする穏やかな人物である点。大統領になるという野望すら持っていなかった人間が、突然国をまとめる立場となり、テロの脅威とも戦わなければならない。政治家としての彼の成長物語でもあり、困難をひとつずつ越えていく姿は共感を誘う。新たなハマリ役を得た、と高い評価を得ているゆえんである。

レンタルユーザーの7割がイッキ見

 TSUTAYA レンタルユニット 映像チーム海外ドラマ担当の中山知美氏は、本作の人気をこう分析。「テレビドラマにはもう出演しないと言っていたキーファーが、脚本を読んで前言を撤回。テレビドラマに復帰した作品だけに、面白さは抜群です。スケール感もあり、ユーザーの満足度は高いようですね。通常の新作シリーズでは一気借りされる方の割合が全体の4割強なのに対し、本作は約7割と一気に借りる傾向が高いのも特徴です」

『サバイバー』KADOKAWA

 レンタルしているのは、『24-TWENTY FOUR-』全盛期の視聴者である40代後半が中心。「海外ドラマにおいて人気を左右するのはジャンルで、映画ほどキャストの影響力は大きくありません。ただし、キーファーは別格。前作の『TOUCH/タッチ』もヒューマンミステリーでありながら、年間レンタルランキング4位となる人気でした。キーファーが出ているという安心感から借りる人が多いのでしょう。『海外ドラマ・キング』の名にふさわしいスターですね」(中山氏)

 『サバイバー』はシーズン2も製作されており、日本でもしばらく人気が続きそうだ。

(日経エンタテインメント! 小川仁志)

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