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渡辺謙、迫真のプレゼン効果 ハズキルーペCM急上昇 2018年5月度 CM好感度月間ランキング

日経エンタテインメント!

2018/6/30

 CM総合研究所が発表する5月度の銘柄別CM好感度ランキングで、Hazuki Companyの「ハズキルーペ」が10位にランクインした。渡辺謙と菊川怜が「ハズキルーペをかけると、世界は変わる」などと大勢の観衆にプレゼンテーションする内容で、60歳以上の男女から圧倒的な支持を獲得。自己最高スコアを記録して初の総合トップ10入りを果たした。

渡辺謙が「本当に世の中の文字は小さすぎて、読めない!」「新聞も企画書も小さすぎて読めない!」と資料を放り投げる、ハズキルーペのCM
CM総合研究所調べ

 プレゼン会場で大観衆を前にした渡辺が、「本当に世の中の文字は小さすぎて、読めない!」と怒りの形相で大声を張り上げ、「新聞も企画書も小さすぎて読めない!」と資料を放り投げる場面から始まるハズキルーペのCM。菊川が座る椅子にハズキルーペを敷いて強度を試すなど、商品特性を次々とアピールしていき、最後は菊川が「ハズキルーペ、大好き!」と胸の前で両手でハートマークをつくって、ウインクを投げかける。

 支持層は60代以上の女性がauを抑えて1位、男性2位と圧倒的な支持を集め、総合では10位と初めてトップ10入り。CM好感要因を見ると、「出演者・キャラクター」をトップに「商品にひかれた」「宣伝文句」「説得力に共感」と続く。調査モニターのコメントには「何度も流れているので記憶に残る」「小さな字が見えづらくなった父母にプレゼントしたくなりました」「渡辺謙の熱い演技はさすが」「ショー形式になっていて映像に引き込まれる感じ」といずれも強い印象を挙げる声が多い。

 ハズキルーペは、Hazuki Companyが2010年に立ち上げた自社ブランドのメガネ型拡大鏡。初代CMキャラクターには石坂浩二を起用、17年12月からは舘ひろしと松野未佳、今年4月から渡辺と菊川のCMをオンエアしている。鉄道模型を作る石坂、ディナーを楽しむ舘と松野の父娘という落ち着いた雰囲気のこれまでのCMと異なり、今回は渡辺のプレゼンテーションを前面に押し出した迫力満点の映像に仕上がっているのが大きな特徴だ。

 クリエイティブディレクターを務めたのは、同社の代表取締役会長である松村謙三氏。親会社であるプリヴェ企業再生グループの代表取締役会長として、数々の企業の買収・事業再生を手がけてきた経営者だ。

 「タレントさんは、企業にとってトップセールスマンでなければならない」という考えの松村氏。「今の世の中のCMは商品を売るという原点を忘れているのではないか。今回は、徹底的なストレートトークでやってみたい」と、自らクリエイティブに乗り出した。キャスティングから衣装、映像監督、CG担当までの全てを指名し、撮影現場ではカメラの位置まで指定するなど、CMをひとつのエンタテインメント作品としてつくりあげた。広告主のトップ自身がクリエイティブを手がけるのは異例で、それが従来のCM界の常識にとらわれない、強烈な映像を生んだといえる。

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