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土と遊ぶ、器を探す 茨城・笠間へ大人の陶芸遠足 水津陽子のちょっとディープ旅

2018/7/13

(左)1796年に開窯した「製陶ふくだ」の敷地内にある高さ10.7メートルの巨大花瓶。(右)手ひねりや本格的なろくろを使った陶芸体験がいろいろな所でできる(写真:笠間観光協会)

 笠間焼で知られる陶芸の里、茨城県笠間市。中心部にある自然豊かな丘陵には、陶芸専門の美術館や体験施設を備える「笠間芸術の森公園」。丘陵の下には、代々続く窯元や個性あふれるギャラリーやショップが立ち並ぶ「笠間やきもの散歩道」が広がります。

 一日ゆっくり陶芸体験に没頭したり、窯元やギャラリー巡りを楽しんだり、大人の「陶芸遠足」に出掛けてみては。8月には幽玄な陶器祭も開かれます。歴史ある笠間稲荷神社など、訪ねたいスポットもいっぱいです。

■土に触れ、無心になれるオフタイム

 JR友部駅または笠間駅から「かさま観光周遊バス」で約10分。「笠間芸術の森公園」は、東京ドーム11個分、54.6ヘクタールの広さです。中には、陶芸家を養成する大学校や、東日本で初めての陶芸専門の美術館、陶器アートが並ぶ散策路、200人もの笠間焼の陶芸作家の作品が一堂にそろうギャラリー、陶芸の体験施設などが集まります。

 公園内にある「笠間工芸の丘」では1日に3回、手ひねりやろくろ、絵付けなどの陶芸体験が可能。粘土を手で成形する手ひねりでは自由な造形ができます。電動ろくろを使った本格的な陶芸体験では粘土の形がみるみる変わり、器になっていきます。無心になって土と向き合い、世界に一つだけの器をつくってみては。

 体験では、器に掛ける色も12色から選べます。1日では物足りない人には、基礎から学べる陶芸教室(手ひねり全6回/ろくろ全12回)も用意されています。

 陶芸体験は市内5カ所の窯元でも実施しています。笠間工芸の丘から約1.4キロメートル(徒歩18分)、寛政8年(1796年)開窯の「製陶ふくだ」では、体験以外にも登り窯や笠間焼の古陶や貴重な資料を収めた「笠間焼歴史館」、世界57カ国から約600点の陶器を集めた「世界の焼物博物館」、インスタ映えしそうな高さ10.7メートルの巨大花瓶なども見られます。

(※笠間工芸の丘での陶芸体験は要予約。窯元では飛び込みでの体験が可能な場合もありますが予約が確実です)

■窯元・ギャラリーを巡る散歩道でお気に入りを見つける

 窯元やギャラリーショップ巡りをするなら、工芸の丘の下に広がる「笠間やきもの散歩道」に出かけてみましょう。ここには全長2キロメートルにわたってギャラリーやショップが立ち並ぶ「ギャラリーロード」があり、さらに、代々続く窯元が集まる「やきもの通り」や「陶の小径(とうのこみち)」が連なっています。

「回廊ギャラリー門」は中庭を囲む回廊型のギャラリー。センスのいい空間で好みの作家や器を探すのが楽しい

 ギャラリーロードにある中庭を囲む回廊型のギャラリー、「回廊ギャラリー門」。緑あふれる屋外スペースには自然光が差し込み、器がより魅力的に映えます。アートスペースとしても人気が高く、お気に入りの作家や器を探すのが楽しい空間です。蔵をイメージしたギャラリーでは陶芸家の個展が開かれており、ショップには和小物も充実。子ども用の食器などもあり、女性に人気のギャラリーの一つです。

お気に入りの器と出合えそうな空間。笠間焼だけでなく全国からセレクトされた陶器がそろう。子ども用の食器も充実

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笠間稲荷神社神社陶芸体験

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