日本の海洋プラごみ、世界の27倍 EUが使用規制案

――マイクロプラスチックは人体にも影響がありますか。

「マイクロプラスチックそのものは人に影響はない。魚介類の内臓を食べたことで我々の体に入ったとしても、やがて排せつするからだ。ただし酸化防止などに使われるプラスチックへの添加物や、プラごみに付着した有害物質の人体への影響を懸念している。現状では人の摂取量が大きくないので影響はないだろうが、量が増えれば問題になる可能性がある。野生生物を使った実験で影響を確かめていくが、予防的な観点からは今すぐ手を打つべきだ」

――どのような対策が考えられますか。

「プラごみの量を減らすため、個人にできることは多い。マイバッグを持ち歩き、スーパーやコンビニでレジ袋をもらわない。飲み物は水筒に入れ、ペットボトル製品を買わない。水筒に水を入れるための給水器を設置する、などだ。プラスチックを全部なくすというのではなく、過剰に使っているものを減らしていく努力をすればよい。あとは河岸や海岸に落ちているごみを拾うことだろう。こうした個人の活動が広がるだけでも、かなりのごみを減らせると思う」

(高橋元気)