日本のイメージは「安全で住みやすい国」。驚いたことは?

日本語を学び、仕事を通じて日本にかかわってきたトゥイーさん。彼女の目に、日本の人々や暮らしはどう映っているのだろうか。「日本は、きれいで安全で、住みやすい国。礼儀や規律が正しく、よく働くというイメージですね」。特に、他人に迷惑をかけないように気を使い、環境を守る意識が高いところが印象的だという。

逆にちょっと理解できないのが、家族とのつながりがゆるいことだそうだ。「多くの日本人の知り合いから、子どもが遠方で仕事や結婚をして、親の仕事を引き継がず、実家に戻る気持ちもないと聞きました。老人になったら、子どもとは住まずに老人ホームに行く人が多いとも聞きました。ベトナムでは親が老人になったら子どもが面倒をみることが多いので、ちょっと驚きました」

仕事で頻繁に日本を訪れるが、オフタイムは買い物と食事が楽しみだという。「日本製のものが大好きで、毎回日本に行くときは家族と友達のために買い物をします。化粧品やサプリメントなどをたくさん買ってきます。時間があれば、有名な観光地にも行ったりしています」

もともと食べ物の好き嫌いが多くて、生ものは食べられなかったそうだが、「仕事で日本に行くうちに、刺し身が食べられるようになりました」。その後、だんだん食べられる種類が増え、今は和食が大好きだという。

「最近、地元にイオンのスーパーができて、焼き肉のたれなど日本の調味料が買えるようになりました。週末にバーベキューをするときは必ず、日本の焼き肉のたれを買っています。友達にも大好評です」

和食が大好きで、週に1回は食べる。 写真は海鮮丼の定食

現在は独身だが、育児にはとても興味があるという。「親戚やいとこには小さい子どもがいるので、週末に実家に帰ったとき、よく子どもたちと遊びます。いつか自分の子どもも欲しいなと思います」

ベトナムでは最近、日本式の子育て法が流行っているそうだ。「食事、運動、子どもとの遊び方などがインターネットでよく検索されています。お手伝いをしたり、自分で掃除したりおもちゃを片付けたりするような、自立した子どもがいいと感じるベトナムのお母さんが増えているので、ベトナムの育児法は今後変わるでしょうね」

毎日忙しい生活を送っているが、今後も多くのベトナムの若者を日系企業に紹介していきたいというトゥイーさん。これからも両国の懸け橋としてお手伝いをしていきたいと話してくれた。

(取材・文 GreenCreate)