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「サバ缶」日本とインドのカレーな競演 東京・経堂

ガラムマサラ監修のラムカレーを缶詰にした「木の屋のラムカレー」

ところで「ガラムマサラ」のある経堂はサバ缶と深い縁があるという。きっかけとなったのは東日本大震災だった。経堂にある「さばのゆ」というイベント酒場がサバ缶による町おこしを企画していたところに震災が起こったことから、被災した宮城県石巻市や缶詰メーカー「木の屋石巻水産」を商店街ぐるみで応援しているのだという。同店のsaba-canは震災以前からあったメニューだが、経堂と「木の屋石巻水産」とのつながりができてから木の屋のサバ缶を使うようになった。ただし、取材時はたまたま木の屋のサバ缶が品薄だったので、別メーカーのものを使用。

ここから新たに「ガラムマサラ」と木の屋石巻水産とのコラボレーション商品も誕生した。同店監修のラムカレーが缶詰になった「木の屋のラムカレー」だ。サバの缶詰は缶詰の中で熟成させることでおいしくなるそうだが、カレーも同じ。缶の中で熟成させることで味に深みが出る。逆にこの味を店で出そうとしても出せないのだとか。

さて、エスニック料理はだいぶ一般的になったものの、日本ではまだまだスパイスの使い方に慣れていない方も多いだろう。そこでハサンさんにスパイスビギナーでも挑戦しやすいスパイス活用術を聞いてみた。

「家庭料理にスパイスを使うならコリアンダー、クミン、チリパウダー、ターメリックパウダーの4つをそろえるといいでしょう。この4つさえあればどんなカレーでも作れますから」

「カレーには4つのスパイスをそれぞれティースプーン1杯ずつ入れるのが基本。あとは味見しながら好みでスパイスを増減します。チリパウダーとターメリックパウダーはあまり味がないのでベースは1杯ずつでOK。自分好みに味を変えるにはクミン、コリアンダーを少しずつ足して味見しながら好みの味にしていくのがおすすめです」

小田急線経堂駅から徒歩2分のところに店を構える

これから本格的な夏がやってくる。無性にカレーが食べたくなる時期でもある。上級者は家庭でも、ハサンさんおすすめのスパイスから作るカレーにも挑戦してみてほしい。ただ、実際にお店に足を運んで、多彩な創作スパイス料理とsaba-canを味わってみることをお薦めしたい。

(日本の旅ライター 吉野りり花)


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