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「サバ缶」日本とインドのカレーな競演 東京・経堂

2018/7/4

「Saba-can 」はディナータイムのみのメニュー

 サバ缶が注目されている。2017年にはツナ缶に代わり魚介類缶詰の売上高でトップに立った。調理のしやすさや栄養面からも人気が高まる。今回は意表をついたサバ缶料理が食べられる東京・経堂にあるインド料理店「ガラムマサラ」を紹介しよう。

 2018年5月21日付の日本経済新聞夕刊によると、カツオの不漁でツナ缶が値上がりしたことを受け、サバ缶の消費量がツナ缶を抜いて首位になったという。サバ缶は割安でありながら栄養価も高く、サバ缶を使ったレシピにも注目が集まり、昨年からテレビの情報番組でも度々取り上げられている。サバ缶は今、食卓の新定番となりつつあるのだ。

 そのサバ缶を、インド料理に昇華させたメニューが食べられるのが「ガラムマサラ」だ。メニュー名はずばり「saba-can」(480円、税別)。来店した人のほとんどが注文する人気メニューだ。 同店はインド・ムンバイ生まれのハサン・メハディさんが1997年に開店。メニューには珍しい創作スパイス料理が数多く並ぶが、それはハサンさんが1年の半分は旅に出ているほどの旅好きで、旅先で変わった料理に出合う度にアレンジして店のメニューに加えてきたからだ。

創作スパイス料理が味わえる店内の様子

 まず、saba-canを注文した。運ばれてきた料理を見てビックリ。これはまさしく「和印折衷サバ缶つまみ」だ。サバ缶の缶をそのまま器に使い、上にはたっぷりパクチーが盛られて、見た目にもインパクト大。スパイスのいい香りもふわぁっと漂ってくる。

 サバ缶の中は、ほぐしたサバの水煮をオクラ、ゴーヤ、紫タマネギをいためて、クミンシード、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、黒コショウ、塩で調味したもの。味わうと、サバのうま味とゴーヤの苦味、カレーのスパイシーさが混然一体となって驚きの味わいだ。はじめて味わう味で、スパイスもきいているのに、不思議と日本人好み。それに、サバの濃厚なうま味とスパイスのパンチに、ついつい酒が恋しくなる。「これはお酒に合いそうですね」と私が言うと「どんなお酒にも合いますよ!」とハサンさん。

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