マネー研究所

投資のキホン 日経平均を知る

戦後経済の浮き沈み 225銘柄で歴史刻む 株式投資の超キホン「日経平均」を知ろう!(1)

2018/6/29

「きょう日本の株は上がったの?それとも下がったの?」株価の動きを知りたいとき、ものさしのひとつになるのが「日経平均株価」です。ニュース番組で、キャスターが「きょうの株式市場の値動き」として、日経平均の動向を伝えるのを見たことがある人は多いでしょう。国内だけではありません。実は海外でも「Nikkei225」として知名度が高く、日本の株価動向を示す代表的な指数と受け止められています。日経平均を知れば、皆さんの株式投資に役立つヒントがあるかもしれません。これから探ってみましょう。

東京証券取引所(東証)では月曜日から金曜日までの午前9時に株式の取引が始まります。午前11時30分から1時間の昼休みをはさみ、午後は12時30分から3時まで売買が続きます。土曜日と日曜日、祝日はお休みです。日経平均は東証1部に上場する代表的な225銘柄で算出していて、取引時間中は5秒間隔で更新されます。相場が大きく動いた日、テレビのニュースで刻々と変化する株価ボードを大写しにした場面を見たことがある人は多いかもしれませんね。

日経平均を算出しているのは、日経の名が示すとおり、日本経済新聞社です。225銘柄の選択や指数の算出方法に工夫を凝らした「日経の著作物」なのです。ただ、もともとは日経ではなく東証が戦後、まだ日本が占領下にあった1950年9月7日に算出を始めた株価指数にルーツがあります。取引所での株式売買は戦争時に停止しましたが、その後49年5月16日に再開しました。東証はその時点にさかのぼり、その日の構成銘柄の単純平均である176円21銭を起点にした指数を算出しました。これが「東証株価平均」「東証修正平均株価」などと名前を変えながら、スターリン・ショック、証券恐慌といった出来事を反映していったのです。

転機は68年11月に訪れました。東証が修正平均株価の算出をやめ、新しい株価指数を導入すると発表したのです。それが69年7月に始まったTOPIX(東証株価指数)です。こちらも皆さんはきっとニュースなどでなじみがありますよね。企業の価値をはかる指標として、株価に発行済み株式数をかけて計算する「時価総額」がありますが、TOPIXの算出では東証1部に上場する国内の普通株全ての時価総額をベースにしています。

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL